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2023年1月 6日 (金)

おうし座と火星

Blog_20230106185601  2023年の始まりです。正月から今日まで、曇り空で、星空をまともに見ていません。週末から、天気は雨から晴れに変わるそうですが、今度は月明かりで、まだまだ、透き通った星空にはならないみたいです。明日が満月なので、月見がいいのかな、という感じです。

 写真は、東南東の空やや高く昇ったおうし座の全景です。牡牛の頭の上にある、特別に明るい火星もまだまだ見頃です。本当は、火星も撮影したいのですが、機材不足で出来ません。牡牛の背中あたりには、スバルが輝いています。顔のあたりの明るい星は、1等星アルデバランです。前回UPしたヒヤデス星団が、牡牛の顔面を表しているのでしょうか。角が2本、上手いこと付いているし、前足と後ろ足も付いています。なかなか上手く繋げたものです。

 写真左下には、オリオン座の一部が写っています。冬の星空は、1等星も2等星もたくさんあるので、とても賑やかで、とても見ごたえがあります。6倍ほどの双眼鏡があれば、スバルやヒヤデス星団などの散開星団を、あるいは、ペテルギウスやリゲル、アルデバランなどの恒星を少しだけでも詳しく観察できるのでは、と思います。

 ところで、このおうし座には、メシエ天体M1のカニ星雲があります。2本の角のうち下側(東側)の先端あたりですが、超新星残骸の光を観察することが出来ます。1054年の超新星爆発を起こした名残です。その時は、すごい輝きが夜空に見えたはずです。中国や日本をはじめ、世界各地にその時の記録が残っているようです。そして、現在も、膨張を続けている爆発の残骸です。口径30㎝以上の大口径でないと、なかなかそれらしく写ってくれないのが残念です。その内に、CMOSカメラで挑戦してみたいですね。

 この星座写真は、オリンパスのOM-1の星空AF機能を使って撮影しました。なかなか上手い具合に星にピンがきています。広角レンズを使っていますが、とても便利な機能です。星座写真は、当分はこの星空AFを使うことにしました。

 今夜の月齢14.1の明るい月は、雲のために空のどこにも見えません。満月過ぎの来週は、また星空観察をしてみます。という訳で、今夜はDHCの赤のラガービールで乾杯しま~す。

データ/ケンコースカイメモS・OM-1Ⅲ・ズイコー12~40F2.8・ISO1600・f4・50秒・ソフトフィルター使用・2022年12月20日20時10分頃

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