オリオン座エンゼルフィッシュ星雲
今年最初に撮影した画像です。正月が明けても曇り空ばかりで、星空もなかなか見えませんでした。やっと少しだけですが、晴れたのが、この日1月10日でした。この5,6年でしょうか、水蒸気が多くて、すっきりした青空がどんどん減ってきたように思います。これから先10年、20年経ったとき、大気汚染も手伝って、大気の状態が悪い方に変わってしまうのが、少々心配です。
写真は、オリオン座の散光星雲エンゼルフィッシュ星雲です。金魚のエンゼルフィッシュそのままの形に見える……そんなところから付けられた名前です。背びれも見えるし、眼も付いています。正式なカタログナンバーは、NGC7822です。
狩人オリオンの頭付近ですが、1等星ペテルギウスと2等星ベラトリックスが写真の下部分に見えているので、エンゼルフィッシュ星雲の大きさが想像できるのでは、と思います。この姿が肉眼で見えたなら、すごい迫力でしょうが、赤い輝きは肉眼では見ることが出来ないのがとても残念です。
オリオン座の周辺には、散光星雲があちこちにあります。オリオン星雲やバーナードループ、バラ星雲やカモメ星雲など、撮影対象がたくさんあって、撮り始めたら、寒さも忘れるほど忙しい時間になる、かもです。冬のダイヤモンドの六角形とその中を流れる冬の天の川が見えたら、それこそ至福のひと時になるのでしょう……。
まだまだ冬の真っ盛りなのですが、南風が吹くと、薩摩半島は春遠からじ……という感じです。という訳で、コーヒーブレイクで~す。
追伸 昨夜は、晴れたらズィーティーエフ(ZTF)彗星を撮影しようと思っていたのですが、PM2.5と薄雲のため中止しました。彗星はどんどん地球から遠ざかっているので、撮影は少々無理な感じで~す……残念。
データ/ケンコースカイメモS・100ミリF2.8マクロ・EOS60D(改造)・QBPフィルター使用・ISO1600・f3.2・100秒・2023年1月10日20時40分
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