ふたご座
写真は、ふたご座の全景です。星座写真は、ある程度以上星空が見えないと、撮れません。雲がたくさん流れているようなときは、とても無理な感じです。そんな訳で、星座写真を撮るのもなかなか大変だな、ということが最近よく分かりました。10年程前は、晴れた夜がとても多かったのですが、この5、6年は雲がとても多いので、星座写真を撮るチャンスも減ったような気がします。
ふたご座は、冬の星座の中で、いちばん東側にあるのでしょうか……昇ってくるのがとても遅い冬の星座です。3月の中旬の夜8時頃、やっと天頂付近に昇ってきます。天頂付近というよりはほとんど真上という感じで、立ったままジーっと眺めることはとても出来ません……ですね。
ふたご座は、黄道十二星座のひとつで、さらにトレミーの48星座の中のひとつです。二つの同じような明るさの星がくっついているので、古代から兄弟星とか、双子星なんていう名前で呼ばれていたそうです。1等星は、β星のポルックスです。左の写真でも、α星のカストルの方が少しだけ暗いように見えます。二人の身体をつくっている星々も上手いこと適当に並んでいるし、なかなかいい感じの星座線です。
西側のカストルの足元には、散開星団M35が見えます。満月ほどの大きさなので、くっきり晴れた夜にはぼんやりと見えるような気がします。そして、双子の足元には、冬の天の川が流れていて、かすかにその流れを見ることが出来ます。このふたご座から西空は、明るい冬の星が集まっていて、なかなかの眺めです。ちょうど今頃なら、西に傾き始めた冬のダイヤモンドが一番の見頃です。
薩摩半島は、雨が止みましたが、雲が厚くドンヨリです。明日は朝から晴れの予報ですが……どんな天気か分かりません……です。という訳で、今夜は、プレゼントされたDHCのビールで乾杯します~です。
データ/ケンコースカイメモS・シグマ35ミリF1.4・EOSKissX8i・ISO1600・f4・40秒・ソフトフィルター使用・2023年2月21日20時20分
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