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2023年3月 2日 (木)

オリオン星雲M42から三ツ星

Blog_20230302131101  3月に入ったのですが、まだまだヒンヤリで、本格的な春という感じではありません。夜は夜で、風が吹くと、手袋が必要です。薩摩半島では、先週からウグイスが鳴き始めています。3月中旬には、南からツバメが飛んでくるのでしょう……多分。このブログも、もう少し冬の星空でいきます。

 写真は、オリオン座のオリオン星雲M42から三ツ星あたりの眺めです。オリオン星雲の中心部は、とても明るいので、白トビしています。肉眼でもはっきり見えるほどくっきりです。2等級に近い明るさなのかも、です。オリオン星雲は、3月上旬の今頃、日没後の暗くなりかけた夜7時過ぎに、南のやや高い空で、子午線を越え始めています。西空に傾き始めると、冬も終わるのかな……という想いです。

 オリオン星雲の北には、ちょうど狩人オリオンの腰のベルトあたりですが、2等星が3つきれいに並んでいます。この三ツ星は、ほとんど等間隔的な並びで、とても目立つ眺めです。古代からとても有名だったそうです。いちばん東側のζ(ゼータ)星の周辺は、濃い星間ガスが集まっていて、後方の光を受けて赤く輝いています。この周辺は、広大な散光星雲で有名な領域です。

 冬の星空は、1等星がとても多くて賑やかですが、さらに散光星雲もあちこちで輝いていて(肉眼ではほとんど見えないのがとても残念ですが……)、一層賑やかな星空になっています。冬の天の川も、オリオン座の近くを流れていて、話題に尽きない素晴らしい眺めです。この天の川は、南十字星やケンタウルス座の方向に向かって流れています。……南天の天の川を見てみたいですね……。

 ところで、今日は晴れの天気ですが、PM2.5なのか花粉なのか分かりませんが、空がややぼんやりとしています。星見には、最適な空とは言えません。おまけに、月明かりなので、星空はイマイチです。そんな訳で、今夜は、画像処理をする予定です。という訳で、コーヒーブレイクで~す。

データ/ケンコースカイメモS・100ミリ2.8マクロ・EOS60D(改造) ・QBPフィルター使用・ISO1600・120秒・2023年1月10日21時20分

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