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2023年4月 6日 (木)

かに座のプレセペ星団 M44

M44blog_20230406132201  先週UPした、かに座の甲羅部分にある散開星団M44です。プレセペ星団と呼ばれていて、メシエ天体のひとつでM44の番号がついています。いつもの感じの、散開星団の拡大画像です。肉眼でも、暗さに慣れてくると、何となくぼんやりと、雲のように見えます。散開星団は、双眼鏡で眺めるのが最高です。6,7倍の低倍率が最適で、星の集団全体を眺めることが出来ます。

 4月上旬の今頃ならば、空が暗くなった夜8時半ごろ南中して、なかなか美しい姿を見ることが出来ます。双眼鏡ならば、大気の状態によりますが、10個以上は確認できそうです。実際には、200個以上の星の集団だそうです。おうし座のスバルのように青っぽい感じではなく、色合いは全く分かりません。

 プレセペというのは、ラテン語で飼い葉おけの意味で、ロバが餌を食べている感じの様子だそうです。のんびりした、とても素朴な風景ですね。古代から、ぼんやりと雲のように見えたと言われています。雲のような明かりを、星の集まりとして初めて見たのは、ガリレオです。さすが、望遠鏡の威力ですね。大きな望遠鏡で眺めると、暗い星まで見えるので、すごい迫力だそうです。

 春の夜空は、天の川から離れているので、背景が暗く、星の輝きがくっきりと見えます。遥か遠くの系外銀河を撮影したいのですが、このところ、もう3週間以上になりますが、まともな星空を見ていません。天気のことだから、仕方ありませんが……。

 昨日から、雨曇り雨、曇り時々雨なんていう、よく分からない天気で、生暖かい不気味な空模様です。今年は特に異常気象で、この先どうなるのか……少々心配ですね。今昼下がりですが、また雨が降ってきました。薩摩半島では、田植えが終わって、雨はちょうどいいのでしょうが……。

 という訳で、今夜は、画像処理ではなく、デジタル絵画の時間にします、で~す。

データ/ビクセンAP・ビクセンED80sf・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・70秒・2023年3月13日20時40分

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