しし座
今日20日の午後2時過ぎは部分日食なんですが、薩摩半島はぼんやりと日差しはあるのですが、太陽の位置も形も確認できそうにはありません。というよりも、欠け際がとても小さいので、観察と撮影は諦めました。次回の日食は、2030年ということですが……元気に生存しているかどうか……全く分かりません。
写真は、しし座の全景とその周辺です。4月下旬の夜8時頃、しし座とおおぐま座が天頂付近に揃って昇ってきます。晴れていれば、特徴ある姿を眺めることが出来ますが、なかなか天気の加減で上手くいきません。先週から、雲が多く、梅雨の走りのような天気です。今年は、去年と同様、梅雨入り・梅雨明けが早いのかも、です。
しし座は、春の代表的な星座です。古代エジプト時代から有名で、トレミーの48星座のひとつです。星座線で結んで眺めると、ししの形になります。上手く見つけて、形を作ったものですね。とても感心しています。ししの頭もそれなりに、ライオンの頭になっています。1等星レグルスは、ラテン語で王を意味する言葉です。2等星デネボラは、尻尾を示す言葉です。南の空高く昇る姿は、とても立派で堂々としています。
ししの頭の前というか鼻先ですが、前回UPした系外銀河2903があります。矢印で示していますが、全く見えないような小ささです。しし座には、いくつかの系外銀河群があります。遥かに遠い系外銀河なので、小口径の望遠鏡で撮影するのはとても大変です。
しし座に遅れて昇って来るかみのけ座やおとめ座には、非常に多くの系外銀河を確認できます。かみのけ座銀河団・おとめ座銀河団として有名で、その数は2000個から3000個ほどもあるそうで、小さな宇宙を創っていると言われています。我々の天の川銀河やアンドロメダ銀河もその内のひとつのようです。超巨大なスケールなので、人間の未熟な想像力では全く役に立ちません。……宇宙の恐ろしさを……ひしひしと感じてしまいます。
という訳で、昼下がりの夏のような風の中、小休止します、です。
(追伸)日陰の外気温は、午後2時半現在、26.5度になっていま~す。
データ/ケンコースカイメモS・オリンパスEM-1MarkⅢ・ISO1600・f3.5・25秒・ソフトフィルター使用・2023年4月8日20時50分
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