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2023年5月18日 (木)

我が家の裏庭から見た西空

Nnblog  先週の火曜日、玄関前に赤道儀を出して、かみのけ座の系外銀河を撮影していました。この日は、5月にしては珍しく星空がきれいだったので、裏庭に三脚を出して、カメラを西空に向けました。ちょうど金星が、小高い山に沈みかけて、ふたご座には火星も見えるではありませんか……。なかなかの眺めで、星々の軌跡を撮ることにしました。

 星の軌跡は、比較明合成なので、露光時間とコマ数を入力して、スイッチオンすればいいわけで、とても簡単です。真正面が大体西方向です。街明かりがほとんどないので、都会と違って露光時間は長めです。星がとても明るいので、絞りはf5.6です。

 隣の家(何年か前に無人になりました)の庭木に金星が見え隠れしていました。何とか少しだけですが、金星のとても明るい輝きが見えています。北寄りには、ぎょしゃ座のカペラが見えます。左側の明るい星は、こいぬ座のα星プロキオンです。共に一等星ですが、カペラが0.1、プロキオンが0.3の明るさです。画像にして眺めると、数字の通り、カペラの方がわずかに明るいのが分かります。写真は、とても正直ですね。

 中央に、ふたご座のポルックスとカストルが見えています。ポルックスはβ星なのですが、1.2等級です。α星カストルよりも明るい星です。昔はカストルの方が明るかったという説もあるし、明るさだけでα星、β星、γ星……を決めていたのではない……という……いろいろな事情があるようですね。

 ポルックスのすぐ南側には、明るさ1.4等級の火星が輝いています。火星は、見かけの移動が速いので、4、5日で移動したことが分かります。西空には、まだまだ冬の星々が見えていて、なかなか賑やかです。明るい金星は、もう一か月ほど火星の後ろを追いかけるように移動していきます。その内、木星と土星も夜空に昇ってきます。惑星もまた楽しからずや……です。

 今夜は、ずーっと雨のようです。薩摩半島も梅雨が近いのかも、ですね。という訳で、DHCのビールで乾杯です。いつも一人で乾杯していますが、楽しいから乾杯しているだけで~す。

 追伸 今週から、ビールは少しだけ冷やして飲むことにしました。冷蔵庫から出して、2時間ほど常温で温めています。

データ/EOSKissX8i・トキナー11~20ミリ・F2.8・ISO1600・11ミリ・f5.6・60秒・55コマ・比較明合成・2023年5月9日21時30分・我が家の裏庭

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