りょうけん座のM3
今、昼下がりですが、空は少しだけ青空です。今夜はもしかすると晴れるかも、ということで、よくあるパターンですが、昼間にBlogを書いています。6月は、今日まで一度も星空を見ることはありませんでした。梅雨が終わりかけているような雰囲気ですが、夏空になるのは、まだまだかも、です。
写真は、りょうけん座の球状星団M3です。1764年に、シャルル・メシエによって発見されました。うしかい座のアルクトゥールスの北西10度ほどのところにあります。背景の空が暗いので、見つけやすかったのかも知れません。この写真は、5月上旬の撮影です。水蒸気も少なく、大気の状態が良かったようです。球状星団の中では明るい方で、双眼鏡でも割と簡単に見つけることが出来ます。7倍の双眼鏡で眺めると、恒星ではない感じに見えます。かすかに、ぼんやりとした雲のような光です。
地球からの距離は、35000光年程です。天の川銀河の周辺部の、かなり遠い所のようです。メシエカタログの、M1はおうし座のカニ星雲と呼ばれている超新星残骸、M2はみずがめ座の球状星団、そして、このりょうけん座の球状星団がM3です。彗星に似た天体をカタログにまとめる契機になったのが、このM3の発見だと言われています。今から260年ほど前のことですが……スゴイですね……。ヨーロッパ諸国が如何に進歩していたかが、分かります。
ところで、星空も、春から夏に移行しているので、もうそろそろBlogも、夏空にしたいと思っています。……が、今年の夏の天の川をまだ見ていません。早く、梅雨が終わって、夏の夜空を見たいものです。
という訳で、アイスコーヒーで、小休止しま~す。
追伸 午後3時頃ですが、どんよりした雲が空を覆い始めたので、今夜も高い確率で無理のような……。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井マルチフラットナー・EOSKissX8i・ISO1600・80秒・2023年5月9日21時40分
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