月面 虹の入江
写真は、月齢11.3の虹の入江付近です。月齢10から12の月面の北極に近い北西部を眺めると、朝日を浴びて、とても明るく輝いている半円形の山脈が見えます。本当は、直径260㎞のクレーターの半分が溶岩に埋まってしまった後の地形だそうです。双眼鏡で眺めると、とても特徴ある地形の輝きです。一度アップで、撮影しようと思っていました。
半円形の山脈は、ジュラ山脈と呼ばれています。入江の両端の岬にも、ちゃーんと名前がついていて、さすがです。この周辺は、海と呼ばれるやや暗い溶岩台地が広がっているので、明るい山際がとても目立つところです。月面の中では、眺めの良さはトップクラスでは、と思います。
虹の入江の中にも、小さなクレーターが見えます。が……もう少し拡大しないと、確認はイマイチ難しいです。この画像の横の長さは、1000㎞ほどです。さらに1.5倍ほど拡大できたなら、もっと詳しい地形がわかるのですが……。それが、とてもとても……難しいんですよね。
セレストロンの8インチのシュミカセの限界かもしれませんが、さらに、いろいろ試してみます。もうそろそろ、2.5倍のバローレンズを使ってもいいのかも、です。
梅雨が終わりかけているような気がしますが、なかなかすっきりしない天気です。昼は真夏日で、夜は、完全に熱帯夜です。明日で、6月も終わりです。この一か月は、星空を一度も見ていません。星見を始めて12年目ですが、こんなことは初めてです。温暖化で、水蒸気が異常に増加したのかも、です。
星空は、夏になっているので、星座写真も撮りたいのですが、もう少し待つことにします。
データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・ASI183MC・ゲイン130・12ms・2023年5月1日19時30分
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