月面 中央クレーター列
写真は、月面の中央クレーター列周辺です。月齢は、8.2(21時の月齢)です。地球から見て、ちょうど月面の真ん中あたりで、たくさんの大きなクレーターが並んでいる地域です。写真左端の中央の入江付近に、月面の緯度0度、経度0度になっているところがあります。ちょうどその場所が、地球から見た月の中心でしょうか。ここから南部はクレーターがひしめき合っていて、40億年前から10億年前までの時代に、宇宙から如何に多くの小天体が降ってきたのかが分かります。
直径150㎞のプトレメウスを筆頭に、アルフォンスス、アルザッケル、プルバッハなどの巨大なクレーターが並んでいます。中でも、写真中央のアルザッケルクレーターは、直径は100㎞ほどですが、クレーターの内側の壁は階段状になっていて、底までの深さは3500mもあるそうです。このクレーターの底に立って、周りを見渡したときの風景はどんな感じかと想像してみたのですが、人間の想像力が追い付かなくて、全く想像できませんでした。
中央クレーター列は、太陽が昇り始めて朝を迎えています。月面の明暗が美しく、地表の姿がとてもよく分かります。よく見ると、小さな谷があちこちにあり、地形に関係なく直径数キロの小クレーターもたくさん見えます。溶岩台地のような起伏もあって、なかなかの眺めです。将来的には、人間も住むことになりそうですが、いろいろな重大な問題があるそうですね。例えば、いまだに小天体が空から降ってきているそうです。大気がないので、超高速で落ちてきます。1年間で、少なくとも何十件も地表の発火現象が確認されています。本当はもっと多いのかも、です。
ところで、月面の写真ですが、少しだけですが、拡大できている(多分)ような気がします。もう少しアップしてBlogに載せればいいのですが、まだなかなか上手くいきません。写真の長辺が1300㎞ほどなので、これを4、500㎞ほどに出来たらいいのかな、という感じです。そのための工夫を、いろいろと考えている……今日この頃で~す……。
という訳で、今夜は雨の夜で、何となくじめ~じめ~です。台風の影響かも……。
データ/ビクセンSX2・C8・ASI183MC・ゲイン130・22ms・120 コマ合成・2023年2月28日21時30分
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