おおぐま座の系外銀河M101
今日も、一日中雨でした。薩摩半島南部は、午後大雨警報が出ました……が……自宅周辺は大した雨でもなく、幸いでした。先週もそうでしたが、6月の上旬の今頃、こんなに雨が続くのも結構珍しいかも、です。薩摩半島付近に梅雨前線が停滞するのは、例年なら6月下旬あたりなんですが、今年は、少し早すぎます。沖縄では、水不足を心配しているというのに……。これも異常気象かも、です。
写真は、おおぐま座の渦巻銀河M101です。北斗七星のひしゃくの柄の先あたりですが、ちょうど今頃が、北極星の真上に昇るので、観察にいちばん適しています。地球からの距離が、2200万光年程の、遥か彼方の系外銀河です。満月ほどの大きさですが、結構淡い輝きで、撮影も大変です。別名、回転花火銀河と呼ばれていて、まあ、それなりに人気があります。
渦巻を真上から眺めている感じで、こういう銀河をフェイスオン銀河と言います。渦巻の腕がそれなりにくっきりと見えて、花火を連想してしまいます。なかなか美しい形で、これもまた、宇宙の神秘です。この画像は、CMOSカメラではなく、デジカメでの撮影です。周辺部の淡い部分が写っていないかも、です。本当はもう少し渦巻の腕が周囲に広がっているような気がします。感度の高いCMOSカメラで、また撮影してみます。
6月上旬の夜9時を過ぎると、東の空には、さそり座や夏の大三角、さらに天の川が昇ってきているはずです。でも我が家の裏庭からは、鹿児島・錦江湾周辺の街明かりが少しだけ明るいので、星々はぼんやりとしか見えません。田舎の田舎ですが、光害の影響も無視できませんね……。
このところ、気温だけは少しずつ高くなっているようです。夜も過ごしやすくなって、玄関前をアナグマ兄弟がトボトボと歩いていく姿をよく見かけます。夏になり始めているのでしょうか……。
まあ、そいう訳で、今夜は、のんびりBlogを書いています。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・笠井マルチフラットナー・ISO3200・120秒・18コマ合成・トリミング・2023年5月15日20時40分
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