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2023年7月13日 (木)

ヘルクレス座のM13

13blog  写真は、ヘルクレス座の球状星団M13です。この写真も、前回UPしたヘルクレス座と同じ、5月26日の撮影です。東の空、少し低めでの撮影です。光害の影響で、コントラストがイマイチだったので、少しだけコントラストを上げて、トリミングしています。フルサイズで。2000ミリ程度かな、と思います。

 いて座の球状星団M22は、肉眼で見えるのですが、このM13は、肉眼で一度も見たことはありません。M22よりもやや暗いのでは、という感じがします。完璧に晴れた星空ならば、見えるのかも知れませんが、そんな夜は、年に1、2度しかないような気がします……多分。

 このM13は密集度がとても高く、中心部はやや白トビしかけています。それでも背景が暗く、見ごたえは最高です。中心部近くでは、恒星が密集しているようです。球状星団の中心部にブラックホールがあるのでは、という説もあります。……が、質量が少なすぎて、ありえないという説もあります。どうなっているのか、素人には分かりません。

 大きさは、満月に近い大きさで、およそ50万個ほどの恒星が集まっているようです。かなり立派な球状星団で、北天ではナンバーワンだと言われています。地球からの距離は、25000光年程で、かなり遠い場所のようです。この中の恒星にも、惑星があるのかもです。そんな惑星から見上げた夜空はどんな眺めなのか、想像したくても想像できません。本当は、星空なんて言うものではなくて、とてもとても恐ろしい眺めなのかも、です。

 薩摩半島も、梅雨明け間近な感じです。このところ毎日、ムシムシのかなりキツイ気象状況です。早く梅雨が明けて、すっきりした夏空を眺めたいのですが……もう少しのようです。

 という訳で、今夜晴れた時のために、準備だけはしておきましょう。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・笠井マルチフラットナー使用・EOSKissX8i・ISO3200・50秒・トリミング・2023年5月26日21時40分

 

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