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2023年9月の4件の記事

2023年9月28日 (木)

月光を浴びる柿の木

B-blog  昨夜8時頃、月が出ていたので、月を眺めようと裏庭に出てみました。月齢12.1の月が結構明るくて、自分の影がわずかに見えるような感じでした。薄雲が少しだけ流れていましたが、いい雰囲気の月夜の空です。隣の畑から伸びている柿の木(渋柿)の黄色い柿が、熟し始めていました。

 三脚にデジカメをセットして、思い付きで撮影することにしました。オートフォーカスが使えないので、3mほどにセットして、試し撮りです。ISO800にして、何コマか撮影しました。こういう時の試し撮りは、とても楽しくて、ワクワクです。

 夜の8時頃は、薩摩半島上空を飛ぶ航空機がとても多いので、いつものことながら、時々時間待ちです。このところ晴れの日が多くて、真夏のような暑さですが、いい天気が続いています。月がなければ、天の川がとてもくっきり見えるところだったのかも、です。

 この夜の撮影は、合成なしの一枚撮りです。のんびり、30コマ程撮りました。その中の一コマが左の写真です。雲が少しだけ流れていますが、邪魔にはなっていないのでは……。夜の青空の中の星は、暗すぎて、星座の形が分かりません。柿の木の上には、多分りゅう座の頭部分があって、その左には、ヘルクレス座があるのでは、と思います。天頂あたりに、子午線を越えた夏の大三角が見えたので、そんなところかな、という推測です。

 月夜でも青空が見えるのが、いつも思っていることですが、何となく不思議です。それも、とてもきれいな青空なんですね。なんてことを思いながら、足元の先を見ると、白い猫がじーっと座って、こちらを見ていました。いつも裏庭を徘徊する、どこかの飼い猫です。この夏は異常に暑いので、昼間見かけることがありませんでした。涼しくなった夜に出歩くのでしょう……多分。

 まあ、そんな訳で、今夜は中秋の名月の一日前ですが、東の空に昇った月をのんびり眺めることにします。

データ/EOSKissX8i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO800・f5.6・25秒・2023年9月27日20時30分・我が家の裏庭

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2023年9月21日 (木)

はくちょう座の北アメリカ星雲

Blog_20230921133001  写真は、はくちょう座の北アメリカ星雲です。はくちょう座のα星デネブのすぐ東側にある、とても有名な散光星雲(NGC7000)です。大きさは、満月の10倍ほどもあります。赤い星雲なので、改造したデジカメでの撮影です。撮影は、先週の9月16日の土曜日です。この日は、9月の初めての晴れの日でした。と言いても、南から薄雲が流れ込んでくるので、撮影も大変でした。

 今年は晴れた夜がとても少ないので、ブログに使用する写真コマ数がとても少なく、ちょっと心配しています。その年のその季節の画像を主に使っているので、コマ不足は致命的です。この調子でいくと、毎週のBlogのUPは、とても厳しいような感じです。

 ところで、北アメリカ星雲は、見ての通り形が北アメリカ大陸に似ているところから、そう呼ばれています。確かにカリブ海らしき形もよく似ているし、メキシコらしき地形も分かります。北アメリカ星雲の西隣(右側)には、やや暗いのですが、もう一つの赤い星雲があります。形がペリカンに似ているので、ペリカン星雲と呼ばれています。写真右上隅の明るい星が、デネブです。全天21個ある一等星の中で、19番目に明るい星です。一等星の中ではあまり目立たない暗い星ですが、夏の大三角をつくっている星のひとつなので、それなりに有名です。

 ちょうど今頃の夜9時頃に、はくちょう座が天頂付近に昇り、天の川が天を横切っているはずです。ほとんど曇りの日ばかりで、その姿を見ることがなかなか出来ません。天の川がほとんど見えない夏も、今年が初めてです。

 薩摩の国では、昔から夏は5月から10月まで、と言われているそうで、そう考えると、当分アツアツで、ジメジメで、ムシムシの日が続きそうです。早く秋らしい涼しい風が吹くのを楽しみにして、もう少し待つことにします。

データ/ビクセンAP・ボーグ55FL・EOS60D(改造)・ISO3200・QBPフィルター使用・80秒・2023年9月16日20時

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2023年9月14日 (木)

いるか座

Blog_20230914133001  写真は、小さな星座のいるか座です。9月の中旬の夜9時ごろに、天頂付近に昇り、眺めるのは大変ですが、なかなか良い眺めです。4等星ほどのやや暗い星ばかりですが、狭い所に集まっているので、どういう訳か、肉眼でもとてもよく見えます。6倍の双眼鏡で眺めると、視界の中にいるか座がすっぽり収まって、とてもかわいい感じに見えます。

 トレミーの48星座のひとつで、古代から結構有名な星座だったそうです。地中海に生息するイルカがモデルでしょうか……。海神ポセイドンの使いとして、ギリシャ神話に登場し、いろいろなエピソードがあります。

 トレミーの48星座には、動物がたくさん登場しますが、その中でも、いるか座は形がそれらしく見えて、とても親しみがあります。やや青みがかった感じの美しい色合いです。いるか座の近くには、小さな星座のこぎつね座やこうま座がありますが、どう考えても、それらしい動物には見えません。そういう意味で、星の並びや、星座線の形が重要だということもよく分かります。

 2、3年に一回は、いるか座を撮影しているような気がします。カメラレンズで撮影できるので、割と楽です。この撮影は、今年はオリンパスのE-M1 MarkⅢで撮影しました。星にピント合わせが出来るので、結構楽しい撮影です。明るさが、f5.6以上であれば、ピント合わせが出来ます。液晶画面を見ながら、手動で星にピントを合わせるのは、本当は結構大変なんですね……。

 今夜も、星空は見えないような感じです。夜の9時近くまで、外気温が30度ほどです。特別に高温の夏が、まだまだ続きそうです。まともな天の川を、今年は2回眺めただけでした。もう少し眺めたいのですが、晴れた夜がいつ来るのか、全く分かりません。

 という訳で、アイスティーで小休止で~す。まあ、今夜の撮影の準備だけはしておきますが……。

データ/ケンコースカイメモS・ズイコー40~150ミリF5.6・E-M1 MarkⅢ・100ミリf5.6・ISO1600・50秒・ソフトフィルター使用・2023年8月11日21時20分

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2023年9月 7日 (木)

いて座の中心部

 Blog_20230907130801 写真は、いて座の中心部です。天の川の中に、いて座の六つの星が目立ちます。南斗六星と呼ばれている、星の集団です。肉眼でも見えるので、いて座の位置が良くよく分かります。天の川を双眼鏡で眺めると、星々が密集していて、なかなかの眺めです。この周辺には、星雲・星団がたくさんあって、明るいものは、双眼鏡でも確認できます。これから一か月ほどは、天の川の眺めを楽しむことが出来ます。

 ところで、南東の空に土星の明るい輝きが見えます。みずがめ座を移動中の0.5等級の明るさの土星です。これから10月にかけて、いちばんの見頃を迎えます。晴天の夜に、CMOSカメラで撮影する予定です。まだ一度も撮影していない被写体なので、とても楽しみです。

 写真右下隅に、変なのもが写っていますが、これは、我が家の周辺が地上波の難視地域のための、敷地内の電柱に取り付けた受信アンテナです。アンテナが写り込んでいることには、全く気が付きませんでした。都市部では全く必要ではありませんが、田舎に行くと、時々見かけます。電柱を立てるか、または屋根の上かに、いろいろ工夫してアンテナを取り付けています。

 いて座のα星を、今までは全く気にしなかったのですが、調べてみると、この写真には見当たりません。α星は、いて座のいちばん南側の隅っこにありました。4等星ぐらいの、肉眼では見えない暗い星でした。どうしてこうなっているのか、理由は知りません。

 今夜の薩摩半島の天気は、晴れ時々雨になっています。理解しがたい天気のようです。その時にならないと、分からないという感じです。9月になっても、まだまだ真夏のような気候です。夜9時頃の外気温は、30度近くです。天気の事なので、仕方ありません。秋風が吹き始めるのをのんびり待つことにします。

データ/ケンコースカイメモS・タムロン50ミリF1.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4.5・40秒・ソフトフィルター使用・2023年8月11日21時40分

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