いるか座
写真は、小さな星座のいるか座です。9月の中旬の夜9時ごろに、天頂付近に昇り、眺めるのは大変ですが、なかなか良い眺めです。4等星ほどのやや暗い星ばかりですが、狭い所に集まっているので、どういう訳か、肉眼でもとてもよく見えます。6倍の双眼鏡で眺めると、視界の中にいるか座がすっぽり収まって、とてもかわいい感じに見えます。
トレミーの48星座のひとつで、古代から結構有名な星座だったそうです。地中海に生息するイルカがモデルでしょうか……。海神ポセイドンの使いとして、ギリシャ神話に登場し、いろいろなエピソードがあります。
トレミーの48星座には、動物がたくさん登場しますが、その中でも、いるか座は形がそれらしく見えて、とても親しみがあります。やや青みがかった感じの美しい色合いです。いるか座の近くには、小さな星座のこぎつね座やこうま座がありますが、どう考えても、それらしい動物には見えません。そういう意味で、星の並びや、星座線の形が重要だということもよく分かります。
2、3年に一回は、いるか座を撮影しているような気がします。カメラレンズで撮影できるので、割と楽です。この撮影は、今年はオリンパスのE-M1 MarkⅢで撮影しました。星にピント合わせが出来るので、結構楽しい撮影です。明るさが、f5.6以上であれば、ピント合わせが出来ます。液晶画面を見ながら、手動で星にピントを合わせるのは、本当は結構大変なんですね……。
今夜も、星空は見えないような感じです。夜の9時近くまで、外気温が30度ほどです。特別に高温の夏が、まだまだ続きそうです。まともな天の川を、今年は2回眺めただけでした。もう少し眺めたいのですが、晴れた夜がいつ来るのか、全く分かりません。
という訳で、アイスティーで小休止で~す。まあ、今夜の撮影の準備だけはしておきますが……。
データ/ケンコースカイメモS・ズイコー40~150ミリF5.6・E-M1 MarkⅢ・100ミリf5.6・ISO1600・50秒・ソフトフィルター使用・2023年8月11日21時20分
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