はくちょう座の北アメリカ星雲
写真は、はくちょう座の北アメリカ星雲です。はくちょう座のα星デネブのすぐ東側にある、とても有名な散光星雲(NGC7000)です。大きさは、満月の10倍ほどもあります。赤い星雲なので、改造したデジカメでの撮影です。撮影は、先週の9月16日の土曜日です。この日は、9月の初めての晴れの日でした。と言いても、南から薄雲が流れ込んでくるので、撮影も大変でした。
今年は晴れた夜がとても少ないので、ブログに使用する写真コマ数がとても少なく、ちょっと心配しています。その年のその季節の画像を主に使っているので、コマ不足は致命的です。この調子でいくと、毎週のBlogのUPは、とても厳しいような感じです。
ところで、北アメリカ星雲は、見ての通り形が北アメリカ大陸に似ているところから、そう呼ばれています。確かにカリブ海らしき形もよく似ているし、メキシコらしき地形も分かります。北アメリカ星雲の西隣(右側)には、やや暗いのですが、もう一つの赤い星雲があります。形がペリカンに似ているので、ペリカン星雲と呼ばれています。写真右上隅の明るい星が、デネブです。全天21個ある一等星の中で、19番目に明るい星です。一等星の中ではあまり目立たない暗い星ですが、夏の大三角をつくっている星のひとつなので、それなりに有名です。
ちょうど今頃の夜9時頃に、はくちょう座が天頂付近に昇り、天の川が天を横切っているはずです。ほとんど曇りの日ばかりで、その姿を見ることがなかなか出来ません。天の川がほとんど見えない夏も、今年が初めてです。
薩摩の国では、昔から夏は5月から10月まで、と言われているそうで、そう考えると、当分アツアツで、ジメジメで、ムシムシの日が続きそうです。早く秋らしい涼しい風が吹くのを楽しみにして、もう少し待つことにします。
データ/ビクセンAP・ボーグ55FL・EOS60D(改造)・ISO3200・QBPフィルター使用・80秒・2023年9月16日20時
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