夏の大三角
10月に入って、最初の週です。北海道では初冠雪だそうで、全国的に秋の気配なんていう話ですが、薩摩半島では、まだまだ夏の気配で、最高気温が30度を超える日もあります。今日も蒸し暑く、残暑が続いている感じです。
写真は、夏の大三角です。10月に入った今、夏の大三角は子午線を越えて西空です。この撮影は、お盆の頃なので、まだ東側の空でした。今年は、曇り空が多い夏空だったので、残念ながら天の川をあまり見ていません。10月中は、まだまだ眺めることが出来るので、機会があればまた眺めてみます。
三個の一等星がつくる夏の大三角は、夏の夜空では一番目立つ存在です。こと座のベガとすぐそばの平行四辺形は、なかなかの眺めです。わし座のアルタイルの三ツ星も、またいい感じです。大きなはくちょう座は、天の川に沿って飛んでいる白鳥のイメージでとてもよくできています。古代の人は、とてもとても、エライというか……アーティストなんですね。デネブが尻尾の翼で、くちばしの星が美しい二重星アルビレオです。バランスの取れた美しさで、とても感心しています。
星座だけは、古代から有名ですが、夏の大三角(形)という呼び名は、割と新しく、1950年代からだそうです。19世紀に、よく目につく三角形という呼び名があったそうですが……それにしても最近できた呼び名なんですね。天文学の歴史も、調べてみると、なかなか面白いです。
10月に入ると、東の空は秋の星座になります。夏の星空に比べると、少し寂しい空です。ただし今年は、土星と木星が輝いているので、それなりに賑やかです。今月は、土星が見頃なので、CMOSカメラで撮影する予定です。土星の撮影は初めてなので……どうなることか……。
薩摩半島はまだまだ水蒸気が多いので、すっきりした秋空を、ノンビリ待つことにしま~す。
データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・ISO1600・EOSKissX8i・f4・35秒・ソフトフィルター使用・2023年8月15日21時20分頃
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