月と木星の眺め
写真は、月と木星です。3日前の撮影です。4日前が満月で、木星にかなり接近していたのですが、1日遅れるとこんな感じです。撮影場所は、鹿児島県の最も北に位置する、長島町です。撮影のために行ったのではなく、ちょうどこの時期に開催される「ながしま造形美術展」を観るために出かけました。自然の身近な素材や廃材を使って、立体物を造り、展示するイベントです。
9000人ほどの街ですが、90点近い立体作品が並んでいたのには、少々驚きました。公民館や学校・幼稚園・PTA、その他各種団体の作品展示でした。夜は夜で、ライトアップされて、なかなか楽しい時間でした。
30日の夜、宿泊先の部屋のベランダから撮影したのが、左の写真です。夜の8時半ごろ、ちょうど満月一日過ぎの明るい月が昇り、近くに木星が見えていました。ベランダのコンクリートの囲いの上にデジカメを置いての撮影です。ピントは手動で、適当に合わせました。写真中央あたりが、東北東方向のような感じです。木星も結構明るくて、なかなか見ごたえがありました。
街明かりがほとんどなく、僅かな光に照らされて、森がうっすら輝いています。都市部からかなり離れているので、星空はかなり暗く、明るい星がいくつか見えました。木星の右下あたりに、くじら座のα星、写真左隅には、冬の星座ぎょしゃ座の1等星カペラが写っています。さらに撮影画像を拡大すると、月の下の地平線近くには、おうし座の1等星アルデバランとV字に並んだヒヤデス星団も見えていました。3等星まで含めると、100個ほどの星が写っている感じです。
さすが、高感度のデジカメです。遠くの森は月明かりに照らされて、なかなかの眺めでした。特別なことをせずに、大自然はそれなりに美しい眺めを造ってくれます。とても有難いですね。
今、東の空には、木星が高く昇っています。もうすぐ明るい月も昇って来るのでしょう。という訳で、小休止して、星空を眺めてきます、で~す。
データ/EOSKissX8i ・トキナー11~20ミリF2.8・ISO800・f5.6・5秒・3コマ合成・2023年10月30日20時30分・鹿児島県出水郡長島町
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