おうし座のヒヤデス星団
2023年も、もう数日で終わります。今年最後の、Blog UPです。今年は異常と思える天候異変でしたが、幸い大災害も起こらずに、日本は、ある程度は平和な年だったのかも知れません。来年のことは分かりませんが、2024年は穏やかで、豊かな年になって欲しいものです。
写真は、おうし座の一等星アルデバラン付近です。牡牛の顔の周辺部で、明るいアルデバランは目のあたりなのでしょうか……。ややオレンジっぽい色の輝きで、目立つ星です。このアルデバランの周辺にある星の集団は、散開星団のヒヤデス星団です。暗さに慣れてくると、肉眼でもぼんやりとV字型に並ぶ星が見えてきます。
アルデバランは、V字型の中の星のように見えますが、偶然そこに見えているだけで、ヒヤデス星団の星々とは関係はありません。ヒヤデス星団までの距離は150光年程で、地球にいちばん近い散開星団のようです。星々は少し青白く、ある程度は若い星々のようです。若いと言っても、誕生から5億年、10億年ほどは経っているようです。
ちょうど年末の夜10時ごろには、天頂付近に昇り、なかなかの眺めです。ただし、まともに眺めると、首を痛めてしまいます。寒い冬は、寝転んで見るわけにはいかず、なかなか大変です。暖かい冬テントの中で、首だけ出して眺めるのが、いちばん正解かも、です。冬の明るい星座と星々が次から次に天頂付近を飾るので、理想的な星見の醍醐味です……が……憧れだけで、なかなか出来ません。
来年の正月は満月も過ぎて、晴れたら素晴らしい星空になります。冬のダイヤモンドも最高の眺めになるのでしょう。まあ、天候だけが気になりますが……。今日の天気予報では、年末年始はイマイチの天気だそうで、なかなか上手くいきません、です。
薩摩半島は、昼下がりの雲に覆われて、日差しがありません。という訳で、すっきり晴れた星空をノンビリ待つことにして、年末の部屋の掃除・整理を始めることにします、で~す。
データ/ケンコースカイメモS・EM1-MarkⅢ・スイコー40~150ミリF4・ISO1600・f5.6・50秒・ソフトフィルター使用・2023年12月2日21時10分・我が家の裏庭