月面 アリアデウス谷から晴れの海
写真は、アリアデウス谷から晴れの海付近の地形です。このアリアデウス谷のあたりは、22年の9月にもUPしたのですが、その時の画像と比べるとはるかに精細な感じでは、と思います。同じ鏡筒で、いつものCMOSカメラですが、大気の状態でこれほど違うというのも、とても驚きです。まあ、ピントの状態も関係がありますが、月面の拡大写真も結構大変だということがよく分かります。
アリアデウス谷は、月面中央部のやや東で、上弦の月の少し前あたりが、いちばん見やすい感じでは、と思います。この谷は、長さ250km、幅5km、深さ700mほどだそうで、月面の中では、結構目立つ谷のようです。このアリアデウス谷の少し西側にヒギニス谷というのもありますが、写真では、まだ朝日が昇っていないのでよく見えません。
この周辺は、静かの海から流れ出た溶岩で埋め尽くされた感じの地形になっているようです。全体的に黒っぽい感じで、写真にすると、溶岩台地がとてもいい感じになります。アリアデウス谷のすぐ北側(左側)に、ユリウス・カエサルという少しだけ大きなクレーターがありますが、溶岩で埋め尽くされて、形がはっきりしません。
来年は、バローレンズを使って、もう少しだけ拡大した画像にしてみようと思っていますが、どうなることか……。あまり自信がありませんが、挑戦してみます。地球の衛星である月は、小口径の望遠鏡でも、その地表が見えるとても貴重な天体です。のんびりと観察と撮影を楽しんでみます。
今夜は多分曇り空で、どう考えても星空は見えない感じです。今日は薩摩半島も、20度を超えて、秋のような温かさです。気温差が激しいので、体調管理も大変です。という訳で、ホットコーヒーで小休止します、で~す。
データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・ASI183MC・ゲイン130・24ms・2023年2月27日20時
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