エリダヌス座の棒渦巻銀河NGC1300
2024年度のブログ事始めです。今年は、正月元旦から能登半島の巨大地震の発生や、二日目の羽田空港の旅客機の衝突事故などで、異常な年明けになりました。これ以上、災害災難が起こらないように、と願うばかりです。地震国の日本では、大きな地震がどこで起こっても不思議ではありません。この薩摩半島も例外ではありません。今年がどんな年になるのか分かりませんが、ちょっぴり不安を感じています。
写真は、エリダヌス座の棒渦巻銀河NGC1300です。今年の正月元旦に撮影しました。この系外銀河は、初めての撮影です。全天で最も美しいと言われている棒渦巻銀河です。明るさが11等級で、とても暗く、小口径の望遠鏡では、こんなモノかな、という感じです。
中心部が棒状になっていて、裏返しのS字の形をしています。口径が100ミリの鏡筒なので、解像度がイマイチですが、まあ、それらしく見えるので、OKでしょうか……。 地球からの距離は6100万光年で、直径は11万光年程だそうです。我々の天の川銀河より少しだけ大きいようです。確かに、とても美しい眺めです。ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された画像を見たことがありますが、すごくリアルで、宇宙の神秘さを感じてしまいました。
トレミーの48星座のひとつであるエリダヌス座は、オリオン座の西側あり、川のように長く、曲がりくねって南西に延びた星座です。全天で6番目に大きな星座です。エリダヌス川から名付けられたそうですが、エリダヌス川というのが不確定で、ナイル川がモデルだという説もあります。薩摩半島の我が家からは、星座のほとんどを見ることが出来ますが、いちばん南にある一等星アケルナルだけは見ることが出来ません。まあ、これは南天の星座なんでしょうか……。
昼下がりの薩摩半島は晴れていますが、PM2.5の影響でしょうか、近い山も遠い山も白くかすんでいます。今夜は晴れそうですが、大気の状態がとても悪いので、星見には全く適さないのでは、と思います。
この棒渦巻銀河を、次回は8インチのシュミカセでまた撮影してみます。という訳で、コーヒータイムにしま~す。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・笠井マルチフラットナー・ISO3200・110秒・30コマ合成・2024年1月1日21時
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