オリオン座の馬頭星雲
先週UPした、オリオン座のオリオン星雲から馬頭星雲の、馬頭星雲付近の拡大写真です。望遠400ミリですが、センサーサイズがAPS-Cタイプなので、1.6倍して640ミリ程度かな、と思います。これぐらいの望遠でも、馬の頭の感じが少しは出ているはずです。赤く輝く星間ガスをバックに、燃える木を見つめる馬の頭のイメージです。見応えのある、なかなかの眺めです。
この馬頭星雲は、1888年アメリカの天文台で、初めて撮影されたそうです。馬頭星雲自体は暗黒星雲と呼ばれています。非常に多くの塵が密集していて、新しい星々が生まれている領域です。地球からとても近い所なので、70ミリの小口径の望遠鏡でも、結構はっきりと写すことが出来ます。初心者にとっては、設定・導入も簡単で、とても有難い貴重な星雲です。
オリオン座周辺には、散光星雲や暗黒星雲がたくさんあるので、いろいろな場所で探してみます。冬は大気が乾燥しているので、透明度も良く、撮影にはとても適した季節です。
今日は少しは晴れているのですが、薩摩半島は水蒸気が多く、今夜の夜空は、星見には向かない感じがします。このところ、半月ほど、星空を見ていません。当分は、すっきりしない天気が続きそうです。春の訪れも例年より早くなるそうですが、本当かどうかは分かりません。
ところで、今日昼前の吹上浜海浜公園で、ウグイスの初鳴きを聞きました。1週間程早かった感じです。まだ下手な鳴き方ですが、少しづつ春が近づいているのかも、です。ということは、タヌキもキツネ、ウサギも姿を見せ始める時期です。公園の観察ポイントに張り込んで、野生の姿を観察してみます。
今夜は曇り空を予想して、夜の時間帯はデジタル絵画の時間にします。という訳で、小休止で~す。
データ/ビクセンSX2・ビクセンED70SS・EOS60D(改造)・QBPフィルター使用・IOS3200・1分40秒・20コマ合成・2024年1月4日20時20分
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