オリオン座
写真は、オリオン座の中心部です。星座写真は、特別な心の準備が必要ないので、撮影するときも、眺めて鑑賞するときも、とても楽です。星座は肉眼で見えるというのも、とても楽しいことで、眺めているときはホッとする時間です。
オリオン座は、トレミーの48星座のひとつで、古代からとても有名です。写真は、狩人オリオンの頭から下の部分ですが、本当は、高く伸ばした両手もあります。ただ、両手のあたりの星は結構暗いので、形を想像することがなかなか出来ません。
一等星が二つ、二等星が五つもあって、とても賑やかな星座です。おまけに、狩人オリオンの腰のあたりの三ツ星の南に、小三つ星と呼ばれている三つの明かりも見えています。ペテルギウスの赤っぽい明るい光とリゲルの青白い光が、とても対照的で、なかなかの見ごたえです。日本では、ペテルギウスを平家星、リゲルを源氏星と呼んでいたようで、歴史の重みを感じます。
2月中旬の夜の8時ごろ、オリオン座は子午線を越えて、西の空に移動します。冬のダイヤモンドをつくる大きな六角形が、天頂付近から南の空を飾り、最高の眺めになります。一等星が7個も見えるというのも、とても珍しい光景です。冬の夜は寒いのですが、冬の天の川や冬の明るい星々に誘われて、ついつい外に出てしまいます。
このところ、曇りや雨の日が多いのですが、春が少しづつ近づいてきているような気もします。気温が平年よりも高めで、予想通り暖冬なのかもしれません。
今夜は曇り空のようで、星空は無理のようです。という訳で、コーヒーブレイクで~す。
データ/ケンコースカイメモS・E-M1MarkⅢ・12~40ミリF2.8・ソフトフィルター使用・ISO1600・f4・40秒・2024年1月16日21時10分
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