西空 木星とスバル
久し振りに、星の軌跡を撮影しました。真西の方向ですが、明るい木星とスバルの輝きが、まだまだ楽しめます。でも、もう少しで、木星は太陽の方角なので、見えなくなります。スバルのあるおうし座も冬の星座なので、何カ月間は見ることが出来ません。季節は、規則正しく巡っています。
この写真は、3月10日の撮影です。春の星座と散開星団を、玄関先で撮影していたのですが、珍しく空がきれいに晴れてきたので、裏庭に三脚を持ち出して、リモートコントローラーでタイマーセットして撮影しました。それを、比較明合成したのがこの写真です。とても簡単なんですが、快晴の夜空が一番いいので、撮影は天気次第です。
写真中央におうし座のスバル、その下に木星の軌跡が見えます。木星の明るいこと明るいこと……マイナス2等級です。スバルの左側には、結構明るいおうし座の一等星アルデバランが見えます。そして写真左上の隅には、オリオン座の明るい星々も見えています。スバルの右上には、ぎょしゃ座の一等星カペラとその下にはペルセウス座の2等星の星々です。
薩摩半島では、西空がとても暗く、露出時間60秒でも、漆黒の夜空です。お陰で、星々の明るさは特別です。コントラストが強烈なので、少しは抑えてます。手前の木々も、本当は真っ暗なんですが、アクセントをつけるため赤い光で少しだけ照らしています。すべて自己流ですが、それが一番楽しく遊べる、そんな感じです。
このところ、菜種梅雨なんでしょうか、よく雨が降ります。一週間の内、半分は雨みたいです。この週末には、鹿児島でも桜の開花予想です。少しは晴れて、星空を眺めたいですね。今日も一日雨のようです。という訳で、ペットボトルのお茶で小休止します、で~す。
データ/EOSKissX8i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO1600・f5.6・60秒・40コマ(?)・2024年3月10日20時30分