ぎょしゃ座
この3月で、星ブログを始めて丸9年になります。夜の撮影も大変なんですが、毎週ブログをUpするというのも結構大変です。季節に関係なく、続けられたのも、まあ、日常の生活リズムの一部だということ、なんでしょうか……多分。
写真は、ぎょしゃ座の全景です。左下隅にふたご座の一部分も入っています。ぎょしゃ座は、3月の今頃の夜8時頃には、もう子午線を越えて、西空に傾いています。南を向いて、写真のように眺めるには、寝転んで眺めるしかなく、とても大変です。デジカメだからできることで、デジカメはとても有難いです。
ぎょしゃ座の一等星カペラの明るいこと……明るいこと。全天で、六番目に明るい星です。このぎょしゃ座には、散開星団がたくさんあります。その中でも、小口径で簡単に撮れるのは、M36、M37、M38の三つです。カメラレンズでも、写真のように何となく散開星団に見えています。大口径の望遠鏡ならば、もっとたくさんの散開星団を見ることが出来るそうです。
左下隅のふたご座にもM35という散開星団があります。Mナンバーのついた天体は、メシエ天体と呼ばれています。フランスの天文学者シャルル・メシエが作成した天体カタログです。この領域には、M35からM38 まで、4個の散開星団がありますが、多分同じ日の夜に発見したのでは、と思いますが……。カタログの作成は、今から250年も昔の事なので、とても驚きです。
今日は春分の日ですが、薩摩半島は、一日中北西の風が荒れ狂っています。少々ひんやりの、冬のような一日です。気持ちいい春の暖かさは、もう少し先のようですね。という訳で、小休止で~す。
データ/ケンコースカイメモS・E-M1MarkⅢ・12~40ミリF2.8・ISO1600・f4・40秒・ソフトフィルター使用・2024年3月9日20時40分
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