しし座のM96銀河群
写真は、しし座にある系外銀河群です。春の星座のしし座やおとめ座、さらにはかみのけ座などには、系外銀河の集団をあちこちに見ることが出来ます。写真の銀河群は、M96銀河群と呼ばれているそうで、初めて撮影しました。写真右下から、M95、その左側にM96、そして上の隅にM105とNGC3384とNGC3389の銀河が見えています。
ライオンのお腹の下あたりに、5個の銀河があるのですが、明るさは9等級なので、とても暗い印象です。70ミリの小口径の望遠鏡なので、5個しか見えていませんが、大口径ならば、遥かにたくさんの銀河を見ることが出来そうです。
地球からの距離は、3500万光年程でしょうか……。遥かな彼方という感じですが、宇宙の広さから考えると、地球の近所というイメージですね……多分。一つ一つの銀河が小さすぎて、形がよく分かりません。渦巻銀河も楕円銀河もありそうです。次回撮影するときは、導入するのが大変ですが、8インチのシュミカセで挑戦してみます。
5月になると、かみのけ座銀河団やおとめ座銀河団が空高く昇るので、観察も撮影もとても楽になります。春の星々を、もう少しのんびり待つことにします。
今日は珍しく晴れ間があるのですが、全天に薄い雲(水蒸気)が広がっています。明日の夜から、また4、5日は雨のようです。連休は雨の日が多いかも、です。薩摩半島はこのところ日照時間が少ないので、野菜の生育がイマイチだそうで、いろいろ大変なんですね。という訳で、コーヒーブレイクで~す。
データ/ビクセンAP・ビクセンED70SS・ソニーα6000・等倍マルチフラットナー・ISO3200・60秒・2024年3月10日21時10分