月面 雲の海周辺
写真は、月面の雲の海周辺です。雲の海というのは、月面を満月の時に眺めたとすると、左側の海が多い部分のいちばん南側にあります。と言ってもなかなか説明が難しい感じですが……。有名なコペルニクスクレーターのさらに南側と言った方がいいのかも知れません。
中央やや右側(南側)が、雲の海です。このあたりには、ブリアルドス以外は、目立つクレーターはありません。大きな山脈もなく、深い渓谷もありません。でもよく見ると、クレーターらしき痕跡があちこちにあります。溶岩によって浅く埋められた溶岩台地のようです。こういうクレーターは、幽霊クレーターと呼ばれているそうです。
右上隅に直線壁と呼ばれている地形があります。長さ140kmの、西側に落ち込んだ壁です。朝日を浴びて、斜面が暗い陰になっています。流れ出た溶岩が、突然陥没したのではないか、と言われています。月面では、とても珍しい地形だそうです。この直線壁のすぐ西側に小さなクレーターがあります。よく見ると、直線壁とこのクレーターは、溶岩で埋め尽くされている大きな幽霊クレーターの内部にあるような気もします。
写真の中央部分にも、溶岩で浅く埋められたクレーターがあり、その他あちこちに幽霊クレーターが見えています。月面には、いろいろな地形があって面白いですね。
今日はドンヨリドンヨリの天気で、曇り、ところによって時々雨という天気のようです。薩摩半島では、今週から春ゼミが鳴き始めました。夏ゼミに比べて少しだけ小さなセミですが、5月まで森の中で鳴いています。このセミがいなくなると、梅雨になって本格的な夏になります。……という訳で、コーヒーブレイクで~す。
データ/ビクセンSX2・8インチシュミカセ・ASI183MC・ゲイン130 ・15ms・120コマ合成・2023年9月24日20時20分
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