北斗七星
春から夏にかけて、北の夜空で一番目立つ星は、北斗七星です。7つの星の内6個が二等星なので、特別によく目立ちます。この北斗七星は、おおぐま座の一部です。おおぐまのお尻のあたりから尻尾のあたりです。おおぐまの頭の部分や足のあたりの星は結構暗いので、見つけるのも大変です。
ひしゃくの水をくむ部分のα星ドゥベーとβ星メラクを結ぶ線分を、β星からα星方向に5倍程伸ばすと、こぐま座の尻尾あたりにある2等星に行きつきます。その星が北極星ポラリスです。このポラリスがおよその北の方向を示していることは、大昔から知られていたようです。北緯約32度より北の地域では、一年中α星とβ星とポラリスを見ることができるので、北の方向が分かります。紀元前1000年の古代から、いろいろな場面で非常に役立ったのでは、と思います。
ただし、地球の自転軸方向は長い年月で変化するので、誤差も少しは大きくなります。という理由から、北方向を推測するのも将来的には少しだけですが大変なんでしょうか……。
今日は何とか晴れていますが、遠い山の稜線が霞んでいます。黄砂なのかPM2.5なのか分かりませんが、大気の状態はあまりよくありません。冬の2月から暖冬で、雨の多い天気でした。異常に水蒸気が多く、晴れた日がとても少なかったような気がします。4月に入っても、曇りと雨の日が多い予報でした。この週末から、また当分雨のようです。
今夜の月は、月齢10日少し前のようですが、眺めるのも大変な空の状態です。どう考えても、月の撮影は無理な感じです。夜の時間は、画像処理の時間にします。という訳で、小休止で~す。
データ/ケンコースカイメモS・EOSKissX8i・トキナー11~20ミリF2.8・ISO1600・f5.6・40秒・ソフトフィルター使用・2024年4月10日20時30分
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