きりん座のNGC2403
気温も湿度も、夏に近づいています。アナグマもイタチもとても活発に動くようになりました。玄関前や裏庭をあちこち走り回っています。夕方の時間帯は特に好みのようで、餌を求めて畑から畑に移動しているのでしょう。
写真は、きりん座の渦巻銀河NGC2403です。このNGC2403は、初めての撮影です。きりん座というには、あまり聞かない星座です。おおぐま座の西隣にある星座で、春の星座ではなく冬の星座に入っています。おおぐま座との境界線近くにあり、おおぐまの顔のすぐ先にあります。
渦巻銀河なんですが、渦巻の腕がぼんやりとしていて、少々頼りない感じです。雲のような雰囲気ですが、結構明るい光です。このNGC2403は、1788年に、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルが発見しました。中心部がとても明るいので、小さな望遠鏡でもくっきり見えたのでしょう。地球からの距離は、800万光年程なので、結構近い所と言えるのでしょうか……。銀河の雲の中に見える少し明るい星々は、天の川銀河の中の近くの星が偶然同じ方向に見えているだけだそうですね。
夏至も近づいて来ました。春の星座も、夜の10時頃には、ほとんど子午線を越えて西側に傾いてしまいます。東の空には夏の天の川が昇ってきて、また賑やかな夏の星々になります。東の空やや高く昇ったこと座のベガが、とても明るく輝いています。
九州南部はまだ梅雨入りしていません。今日は梅雨空に近い感じのドンヨリドンヨリですが、梅雨入りはもう少し先になるそうです。これから一カ月はなかなか星空は期待できませんが、梅雨の合間の星空をのんびり待つことにします。
という訳で、日本茶で一休みしますで~す。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・笠井マルチフラットナー・ISO3200・70秒・2024年4月1日21時10分
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