さそり座のアンタレス周辺
薩摩半島も異常な高温の日々が続いています。海風が吹く緑豊かな田舎でも、猛暑日になっているようで、地球全体が大変だそうですね。去年から、夜も冷房をタイマーをかけて入れています。最低気温が、27度、28度あたりなので、どう考えても、異常です。
写真は、さそり座のアンタレス周辺です。中央の真っ赤な星がアンタレスです。一等星アンタレスは、7月の下旬の夜9時頃には、子午線を越えて西の空に移動しているはずです。暦の上では、もう夏が終わる頃なのでしょう……ねえ。
アンタレスは、さそりの心臓付近のようです。地球からの距離は400光年程で、とても近い感じです。大きさが、地球の4万倍ほどもあり、表面温度が3200度ほどの赤色超巨星です。寿命がつきかけている星です。いつ超新星爆発が起きてもおかしくない、そんな感じの星です。アンタレスの周辺には、写真のように星間バスが広範囲に広がっています。
アンタレスのすぐ西側には、球状星団M4が見えています。北側にも、NGC6144という球状星団も確認できます。この領域は、天の川の中心部に近い所なので、星の密度が高く、背景は星が密集しているところです。
さそり座からいて座方向には、天の川の特別に明るい輝きが見えます。これからが、天の川を眺めるいちばん良い季節ですが……夜の蒸し暑さに耐えるのも、また大変ですね。
昼下がりの屋外は気温が高く、カラスもトビもスズメも、姿が見えません。夜になっても、アナグマやタヌキを見かけることはありません。やはり、大変な猛暑なんですね。
という訳で、冷たい冷たい飲み物で小休止します、で~す。
データ/ケンコースカイメモS・ボーグ55FL・EOS60D(改造)・QBPフィルター使用・ISO800・60秒・2024年7月8日21時
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