いて座の散光星雲M17
写真は、いて座にある散光星雲M17です。輝いている部分が、ギリシャ文字のΩ(オメガ)に似ているので、オメガ星雲と呼ばれています。でも、個人的には、そんな感じには見えません。望遠鏡では、上下さかさまなので、白鳥の姿に見えるそうですが、そんなイメージでもありません。個人の想像イメージの問題なので、なかなか難しいですね。
いて座には、散光星雲や球状星団がたくさんあって、なかなか賑やかなところです。おまけに天の川の真っ只中なので、星々の多いこと多いこと。双眼鏡で眺めると、あちこちに星雲星団の輝きが見えます。この散光星雲M17は、大型の散光星雲M8の北北東7、8度のところにあります。満月よりも二回りほど大きな星雲なので、7倍の双眼鏡でも、ぼんやりとした雲のように見えます。
今年は、水蒸気が多くて、星の観察も苦労しています。このM17の撮影は、二日がかりでした。雲が多く、なかなかコマ数が撮れなくて、大変でした。この7月、8月はずーっとこんな感じの空の様子です。晴れた夜空でも、何となく霞んでいて、イマイチの状態です。やはり天候異変なんですね。
今年、九州に近づいてきた台風は、今のところひとつもありません。こんな年もとても珍しいのでは、と思います。梅雨時の水害や、台風による人的被害も九州ではあまり聞きません。ただ、東北地方の方が、水害が多かったように思います。地球規模で、何かが変わりつつあるような、そんな感じで、不気味ですね。
という訳で、冷たい麦茶で小休止しま~す。
追伸 今年は猛暑日が多くて異常な暑さです。蚊もハエもいなくなりました。セミの鳴き声も少なく、秋の虫たちの鳴き声も聞きません。カラスの姿もなく、イソヒヨドリも姿を見せません。アナグマの家族も見ていません。夏の間、避暑地に行ったのかな……。
データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOS60D(改造)・マルチフラットナー・ISO3200・50秒・15コマ合成・2024年8月2日20時40分
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