いて座の中心部付近
写真は、夏の天の川の地平線に近い、いて座の周辺部です。肉眼でも、明るい輝きがはっきりと確認できます。いて座からさそり座付近の星空の明るさは特別で、天の川銀河の中心部の輝きを示しています。星々の海が、南に向かって広がっていて、とても素晴らしい眺めです。
画面左下から右上に向かって、ヒシャクの形が見えています。北斗七星に似た形ですが、星が6個しかないので、南斗六星と呼ばれています。2等星から4等星あたりですが、割と明るい星が多いので、肉眼でも何とか見えるのでは、と思います。ただし、背景の星々がとても明るいので、手前の星を見つけるには、少し苦労します。
この周辺には、メシエ天体がたくさんあって、とても賑やかです。M22の球状星団も見えています。満月大の大きさで結構明るいので、写真のようにはっきりと見えるのでは……。右側の、背景が少し暗くなっているところには、散光星雲のM8、M20も多分見えるのでは、と思いますが……。写真上方には、前々回UPした散光星雲M17が見えます。他にも、たくさんのメシエ天体があります。
この撮影は、ミラーレスのカメラで、標準ズームレンズでの撮影です。ポータブル赤道儀に載せての撮影なので、とても簡単です。オリンパスのボディーなので、星にピントを合わせるのもオートで、さらに簡単でした。……世の中、とても便利になりましたね……。
9月に入っても、あちこちで、猛暑が続いています。薩摩半島も、猛暑に近い気温で、残暑が厳しい毎日です。朝方が少しだけ涼しくなったかな、っていう感じです。当分は、真夏日なんでしょう……。
という訳で、冷たい冷たい麦茶で、小休止で~す。
データ/ケンコースカイメモS・オリンパスEM-1markⅢ・12~40ミリ・F2.8・ISO1600・f4・40秒・2024年7月28日20時40分頃
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