月面ヒッパルコス・クレーター周辺
前回(8月22日)UPした時に、今年は、九州に近づいた台風は一つもありません、こんな年はとても珍しい、なんて書いたのですが……。それから一週間が過ぎて、台風10号が、薩摩半島の我が家のすぐ沖合の東シナ海を通っていきました。元々この台風は、紀伊半島から東海地方に近づいていた台風なんですが、どういう訳が、大きく進路を変えて鹿児島県に上陸した台風です。
28日(水)の夕方から強風が吹き、久し振りに部屋の雨戸を5、6年振りに閉めました。そして、日付が変わった頃に、停電していることに気づきました。それからが大変でした。まだまだ厳しい猛暑の中、3日以上の電気のない時間です。冷房だけではなく、冷蔵庫もテレビも使えません。風呂もダメで、避難生活風的な時間でした。最低限、テレビの視聴とわずかな照明は、何個かのポータブルバッテリーを使って過ごしましたが……それにも限界があります。
そして、今日4日目の昼前に、停電が解消しました。感謝感激でした。電気の有難さを身をもって感じました。電気がないと、人間は生きることが出来ないのでは、という感想でした。とても難しい時代なんですね。
という訳で、3日遅れのブログUPです。写真は、月面ヒッパルコス・クレーターの周辺です。今年の2月17日の撮影です。上弦の頃の画像です。ヒッパルコスというクレーターは、とても古いクレーターなので、夜明け時か夕暮れ時にしか、クレーターの形は確認できません。ヒッパルコス・クレーターの中に、新しい小さなクレーターが見えています。この周辺には、小さいですが、くっきりしたクレーターがたくさんあります。
ヒッパルコス・クレーターのすぐ隣の中央の入江には、月の経度0度、緯度0度の原点があります。ちょうど地球から眺めた時の、月面の中央という場所です。溶岩台地の中には、たくさんの谷が見えています。詳しく見ると、なかなか面白いところかも、です。
8月から10月頃は、月の高度がとても低いので、月面観察には向いていません。秋からは春先までが、月面の撮影や観察には最適です。涼しくなった頃、じっくり月面を観察してみます。という訳で、冷たいコーヒーで、小休止しま~す。
データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・ASI183MC・ゲイン130・15ms・70コマ合成・2024年2月17日20時
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