はくちょう座の散光星雲
来週から、10月になります。朝夕は少しは涼しくなったようですが、薩摩半島はまだまだ猛暑日に近いような真夏日です。夏の最後の画像は、はくちょう座の散光星雲です。夏の大三角は、ちょうど天頂付近なので、撮影には最適です。
写真左上に見える明るい星は、はくちょう座のα星デネブです。夏の大三角をつくる星のひとつです。デネブの東に見える赤い輝きが、散光星雲としてとても有名な北アメリカ星雲です。とてもくっきりしているだけではなく、北アメリカ大陸にそっくりな形です。偶然ですが、とても面白いですね。
この周辺は、夏の天の川が流れているので、なかなか賑やかな領域です。おまけに散光星雲が、あちこちに見えています。天の川は、北から南に向かって天頂付近を横切っていて、とても素晴らしい眺めです。天頂付近なので、眺めるのもなかなか大変です。南西の空のさそり座は、地平線に沈みかけていて……夏の終わりが近づいています……。
東の空には、秋の星々がやや高く昇っています。南東の空には、秋のただ一つの一等星フォーマルハウトが昇ってきました。フォーマルハウトが属しているみなみのうお座は、ほとんど形が見えません。秋の星々は暗い星が多いので、星座の形はなかなか見えてきません。それでも、カシオペヤ座の大文字のWとペガスス座の四角形だけは、特徴があるのではっきり確認できます。
今は、昼下がりの14時ですが、東の空に薄雲がかかり始めています。今夜は、星見が出来るのでは、という予想ですが、なかなか難しいかも、です。まだまだ秋晴れという感じではありません。もう少し、真夏が続きそうです。
という訳で、アイスティーで一休みで~す。
データ/ケンコースカイメモS・EOS60D(改造)・100ミリF2.8マクロ・ISO3200・QBPフィルター使用・f4・90秒・2024年8月31日21時10分
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