木星とヒヤデス星団とスバル
今年最後のブログUPの今日から、冬の星座です。おうし座が東の空高く昇り、なかなか賑やかな冬の星空になってきました。おうし座の中を、とても明るい木星が移動しています。12月上旬に木星は衝を迎えて、マイナス2.8等級の明るさで輝いています。明るい星が多い冬の星々の中にあって、木星が大きな花を咲かせている、そんな眺めです。さらにふたご座の近くには、赤い輝きの火星も加わって、とてもとても賑やかな夜空になっています。
写真は、おうし座の中心部です。左隅に大きく見えるのが、惑星である木星の輝きです。一等星アルデバランの輝きも、なかなか見事です。その周辺に広がっているヒヤデス星団のやや青白い星々も、はっきり見えています。右上隅には、スバル(プレアデス星団)の青白いネオンのような明かりが見えます。満月の4倍ほどの大きさなので、肉眼でもよく見えて、とても魅力的な眺めです。
夜の8時ごろには、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンも昇って来るので、冬のダイヤモンドの全景を見ることが出来ます。そのダイヤモンドの中を冬の天の川が横切るのですが、くっきり晴れた夜に見えれば最高の眺めになります。
今年は、真冬の寒さが一か月早くやって来ました。薩摩半島も例年よりも寒い日が多く、夜に屋外へ出るのも大変です。風が吹いていれば、少しだけ勇気がいります。年末年始は、イマイチな感じの天気のようです。今年は、雲の多い一年でした。今までで、星見が出来る日が一番少なかった(個人的なデータですが)ような感じです。これも地球の温暖化が原因なのかも、です……多分。
という訳で、ホットコーヒーで一休みします、で~す。
データ/ケンコースカイメモS・EM-1MarkⅢ・40~150 ミリF4・ISO1600・f4.5・40秒・ソフトフィルター使用・2024年11月24日20時40分