ふたご座のクラゲ星雲
写真は、ふたご座のクラゲ星雲です。カストルの足元にある3等星η(イータ)星のすぐそばにある散光星雲です。淡い色合いの超新星残骸です。ちょうどクラゲが泳いでいる感じなので、クラゲ星雲と呼ばれています。3万年ほど前に起こった超新星爆発の名残だそうです。爆発時のガスと周辺の星間物質が衝突して輝いているのでしょう。現在も、広範囲に広がっているそうです。クラゲ星雲は、IC443として天体カタログに登録されています。ICというのは、1895 年に始まったインデックスカタログの略称です。
こういう淡い色合いの星雲の撮影は、慣れていないとなかなか上手く撮れません。もう少し露光時間を延ばせば、もっとくっきりした画像になるのかも、です。時間をかけて、じっくり作業すればいいのですが、流れる雲が多くて、なかなか思うようにいきません。冬は結構晴れて、星見にはいい季節だったのですが、最近は、そんな星空がとても少なくなりました。これも天候異変が原因なのでしょう……多分。2月も、もう終わりかけています。2月に晴れて星空が見えたのは、薩摩半島の我が家付近では1回だけでした。
東の空は、春の星座が昇ってきています。かに座、うみへび座、しし座、おおぐま座など、やや寂しい星々ですが、懐かしさを感じる星座たちです。春の星座の撮影予定ですが、なかなか予定が経ちません。今昼下がりですが、もう薄い雲が広がっていて、夕方以降雨が降りそうです。週末に向かって、イマイチの天気だそうです。もう1、2度寒波が来るそうで、春は、まだまだ先のようです。
まあ、そんな訳で、ノンビリ晴れた星空を待つことにします。という訳で、お茶で一休みします、で~す。
データ/ビクセンSX2・ED70SS・EOS60D(改造)・ISO3200・90秒(?)・QBPフィルター使用・2025年1月30日21時10分