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2025年3月 7日 (金)

月面 湿りの海周辺

Blog_20250307131801  3月に入って、春らしくなるのかと思えば、また冬の寒さがやって来ました。当分は、何回か寒波らしい寒さが来るのでしょう。昼下がりの薩摩半島は晴れていますが、夕方から曇りの予報です。今夜は上弦の月が見えそうですが、夕方から薄曇りのようで、月面撮影を予定していますが、できるかどうか微妙なところです。

 写真は、月面の南西側にある湿りの海です。満月の4日ほど前の月齢11の頃です。湿りの海は、直径400㎞ほどの、円形に近い溶岩台地です。結構平たい感じですが、よく見ると、たくさんの谷や起伏が見えます。湿りの海の外側にも、長い谷がいくつも、弧を描くように並んでいます。湿りの海の北側に、直径110㎞ほどのガッセンディクレーターがあります。写真では分かりにくいのですが、クレーター内部には、細い谷がたくさんあるそうです。この湿りの海とガッセンディクレーターは、月面の名所の一つになっていて、人気のあるところだそうです。

 月の北側と西側は、海と呼ばれている溶岩台地が多く、アイピースを付けて眺めても、なかなか面白い風景です。溶岩台地の中にあるクレーターは、コントラストがあり、とても立体的に見えます。小望遠鏡で、地球以外の天体の表面が見えるのは月しかないので、月面をもう少し楽しんだらいいのかな、そんな想いです。

 月面撮影には、CMOSカメラを使っていますが、月面にピン正確に合わせることだけがとても大変です。電動フォーカーサーを使っていますが、ピントはとても微妙なので、いつも苦労しています。CMOSカメラも、使い始めて4年ほどになりますが、まだまだ初心者みたいで、思うようにいきません。まあ、もう少し訓練するつもりです。という訳で、小休止します、で~す。

データ/ビクセンSX2・C8シュミカセ・ASI183MC・ゲイン140・13ms・2024年11月12日19時30分頃

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