月面 コペルニクスクレーター
写真は、月面のコペルニクスクレーターです。月面は、夜空に雲が少し出ていても、月が何とか確認できれば撮影できます。流れる雲を気にしながらの撮影ですが、屋外でのノンビリした時間です。月面を撮影した未処理のデータがHDのあちこちに残っていました。コペルニクスクレーターの未処理の画像データを見つけて、つい最近画像処理を施しました。2023年5月1日の撮影で、月齢11.3(21時時点)とメモ書きがありました。今までの画像の中では、いちばん拡大出来ているのかな、という感じです。月面の撮影は、季節にあまり関係がないのですが、大気の状態が画像の鮮明さを左右します。
月面で一番目立つのが、このコペルニクスかな、と思います。やや暗い雨の海の中で、とてもくっきりしていて、朝陽を浴びて輝いています。直径は95㎞ほどあって、迫力満点です。周囲の外輪山の高さはクレーターの底から3700mほどあって、とても立派に見えます。クレーターの中央には、中央丘と呼ばれ高さ1000m以上の山がいくつか見えています。小さな望遠鏡でも、こんな感じに見えるはずです。
コペルニクスクレーターの北側(左側)には、低い山々が連なるカルパチア山脈が見えています。長さ300㎞以上ありそうで、荒涼とした地形なんでしょう……多分。この周辺は平坦に見えますが、結構複雑な地形が続いているので、探査機も着陸するには、とても大変なんでしょうねえ。まあ、望遠鏡で眺めるだけなら、いろいろな不思議な地形があって、楽しいのですが……。
薩摩半島は、梅雨に入ってもう二週間程が経ちます。星空を眺めることは、当分できそうにありません。月の満ち欠けも、ほとんど見ていません。これからが梅雨本番なので、今まで撮影した未処理の画像整理に時間を当てます。という訳で、コーヒーブレイクで~す。
データ/ビクセンSX2・C8シュミカセ・ASI183MC・ゲイン130・12ms・2023年5月1日20時30分
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