おおぐま座のM101
写真は、おおぐま座の系外銀河M101です。昨年の6月4日に撮影した画像です。今年の春は曇りの日が多くて、北の星空を一度も撮影出来ませんでした。撮影メモを見ると、ちょうど梅雨に入る前のようでした。〈……雲が多くて、撮影時間20分・コマ数9コマ〉というメモ書きでした。昨年も水蒸気が多くて雲だらけ、だったみたいです。この5、6年は星空が極端に見えなくなってしまった感じがします。各地の天文台も、星空が見える日が少なくて、とても大変みたいです。
このM101銀河は、回転花火銀河と呼ばれているそうです。写真を見ると、確かにそんな感じです。地球からの距離は、2500万光年程だそうで、遥か彼方の光です。満月ほどの大きさですが、とても暗い光なのでISO1600なら、4、5分露光しないと写らないのでは、と思います。撮影データは、ISO3200で120秒になっていました。写真は、渦巻銀河を真上から眺めている感じです。渦巻の腕が4、5本見えていて、回転している様子がよく分かります。なかなかの眺めです。
おおぐま座周辺には、系外銀河がたくさんあります。近くには、子持ち銀河と呼ばれているM51もあります。M81やM82、その他Mナンバーのついた銀河がたくさんあって、なかなか賑やかなところです。
薩摩半島は、この5、6日は雨が降り続いています。梅雨に入って一カ月程が経ちますが、まだまだ当分は梅雨空でしょう。毎日、ムシムシ・ジメジメの日々です。今日は梅雨の中休みという雰囲気ですが、不快指数は限界に近い、そんな感じです。レンズにカビが生えるのでは、というのが最大の心配事です。という訳で、お茶で一休みしま~す。
データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO3200・120秒・2024年6月4日20時50分
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