みずがめ座の球状星団M2
写真は、みずがめ座にある球状星団M2です。前々回UPしたみずがめ座の三ツ矢マークから西へ10度ほどのところにあります。この周辺は、天の川から離れたところなので、背景が暗く、暗い星も少しは見やすい感じです。でも、このM2の明るさは6.3等級なので、肉眼では難しいのでは、と思います。満月よりひと回り小さく、観るとすれば、双眼鏡が必要みたいです。
地球からの距離は37000光年程もあり、天の川銀河の周辺部のはるかな端っこにあるようです。直径170光年程の領域にある、およそ15万個の星の集団だそうです。星団の内部がどういう世界なのか分かりませんが、異常も異常で、恐ろしい所なんでしょう……多分。星団の推定年齢は、約130億歳ほどだそうです。これは、この宇宙が誕生したころに起こったビッグバンの直後にできた星団のようです。球状星団の中心部には、ブラックホールがあるかも知れない、と言われています。でも、中心部が全く見えないので、球状星団の観測は全く進んでいないそうですね。
10月の今頃は、秋の星々のいちばんの見頃なんですが、遅れてやってきた秋雨前線の影響で、曇り日が続いています。水蒸気が多くて、まともな星空をほとんど観ていません。5、6前からでしょうか……星空を見る機会がどんどん減ってきた感じです。去年からですが、一カ月の内に一度も星空や月を見ないことが何度かありました。これもまた異常も異常です。気候変動がもっと進むと、大変なことが起こるかも、です。
今日も、曇天の空です。薩摩半島は先週真夏日でしたが、今週は秋を通り越して、急に初冬という雰囲気になりました。天気のことは分かりませんが、さわやかな秋空を見たいものです。
という訳で、一休みします、で~す。
データ/ビクセンSX2・ED80sf・EOSKissX8i・専用レデューサー・ISO3200・40秒・2025年9月23日20時
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