2021年10月21日 (木)

みずがめ座の球状星団M2

 M2blog ちょうど1週間前は、真夏のような気温で、ムシムシの天気でした。その週末から天気は一変しました。気温は10度近くも下がり、涼しさを通り過ぎて少々寒くなりました。この1週間で、季節は2か月ほど先に進みました。天気予報では、12月の気温だそうで、こんな天気の変わり方に、とても驚きです。やがて、異常な猛暑がやってきたり、ある朝突然に氷河期がやってきたり……そんな日が来るかも知れません。考えれば……恐ろしいことですね。地球は、とても不安定な状態で存在しているような、そんな気がします。

 まあ、それはそれとして、写真は、みずがめ座の球状星団M2です。この球状星団の撮影は、初めてのような気がします。みずがめ座というのは、ペガスス座の南側にあるのですが、明るい星がないので、その場所を探すのがとても大変です。さらに南へ行くと、みなみのうお座の1等星フォーマルハウトがあります。この星は明るいので、すぐ分かります。という訳で、星々を辿りM2を探すのは諦めました。結局は、自動導入という最後の手段です。SX2-スターブック10で自動導入すると、一発で探し出してくれます。エライ……エライ……です。便利なことは、時にはいいことかも、です。それからは、のんびりシャッターを切ればいいわけで、とてもスムーズです。最近は、感度を3200にして撮影しています。

 この球状星団M2は、密集度が高く、中央部が白トビしているような感じです。地球からの距離は3万7千光年です。天の川銀河の直径が10万光年なので、非常に遠いという感じがします。M2の直径が170光年ということを考えると、この球状星団が如何に巨大なものかが分かります。遥かに遠いものが、小さな望遠鏡で見える、というのも、また不思議です。この写真だけでは想像できませんが、星の個数は15万個程だと言われていますが、それそれの星が、どのように密集しているのかは、いまだによく分かっていないようです。それは、中心部が全く見えないからでしょう。中央部にブラックホールがあるのでは、と言われていますが、とても不思議な星の集団です。星々の年齢も100憶歳以上だと推定されているようです。一体内部はどうなっているのでしょうか……それが知りたいですね……。それでも、そんな星々にも惑星があるのかも知れません。知的生命体が生存しているとすれば、彼らが見ている星空はどんな空なのか……考えるだけで、異常に好奇心が燃えてきます。宇宙の神秘さは、とても深い深い感じがします。それと同時に、観察しているこちらの人間の存在もまた不思議です。

 まあ、そんな訳で、不思議な世界を垣間見ています。今夜は雨なので、雲が分厚く、明るい月明かりも全く見えません。夜は、ヒンヤリヒンヤリです。ここで、ちょっと小休止です……。今夜から、YEBISUビールは常温で飲むことに決めました。

データ/ビクセンSX2・シュミカセC8・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO3200・45秒・20コマ合成・2021年9月2日21時50分

 

| | コメント (0)

2021年10月14日 (木)

10月の西の空

Blog_20211014142501  写真は、10月3日の21時頃の西空です。薩摩半島は、9月下旬から10月中頃まで、とても良い天気が続いていて、夜空の状態はとてもGooです。しかし、毎日真夏日の連続で、朝夕もかなり蒸し暑い風が吹いています。今年の真夏日の日数も、100日近いようで、記録を更新するのでは、という感じだそうです。北海道では、山々が初冠雪だったりして、もう冬がすぐそこまで来ているそうですが、薩摩半島の亜熱帯のような気候は、何故か別な国のような気がします。

 写真中央が、真西方向です。夏の大三角も健在で、撮影にいちばん適した感じのイメージです。写真中央のこと座も写真左上のわし座も、それに上方のはくちょう座も星座の形がはっきりと分かります。こと座の平行四辺形(3等星2個、4等星2個)も確認できます。超広角レンズですが、結構クリヤーです。天の川がくっきりと見えたので、それをメインにしたのですが、思った以上に、くっきり鮮やかに写っています。薩摩半島の西側はほとんど街明かりがないので、夜空は漆黒の闇のような場所です。東シナ海も、夜に漁船が漁をすることもないので、暗黒の世界かも、です。そんなところなので、時々変な飛行物体も飛ぶのでしょうか……。天の川も、もう4,5時間もすれば、東シナ海の向こうに沈むはずです。海の中に沈んでいく天の川を撮りたいので、その場所を探しています。今年は無理としても、来年はそれに挑戦します……。

 毎日昼間は30度越えで、夜は熱帯夜です。朝方もなかなか気温が下がらず、のたうち回りながら、朝を迎えます(朝といっても起きるのは9時なんですが……)。今年は異常なことばかりで、早く元のいつもの気候にもどって欲しいものです。来週から秋らしくなるそうですが、本当なのかどうかは、まだ分かりません。

 という訳で、月も上弦を過ぎて、満月に向かっています。月面をCMOSカメラで撮影する予定ですが、月の高度が低いので、上手くいくかどうかは分かりません。現在の時刻は15時30分。今日はPM2.5の影響で、何となく山の稜線が霞んでいます。撮影には、イマイチかもです。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ・F2.8・EOS KissX8i・ISO1600・f4・25秒・ソフトフィルター使用・2021年10月3日21時10分

| | コメント (0)

2021年10月 7日 (木)

はくちょう座のM39

M39blog  10月に入ってからすっきりした天気が続いていて、星見人間にとっては快適な夜空になっています。昨夜も、夜11時ごろまで、撮影・観望していました。空の透明度が、珍しく最高の状態でした。天の川もくっきりで、なかなか見ごたえがあります。久し振りに、夜空の星々の美しさに感動しました……懐かしさを感じる光景でした。しかし、秋の半ばに差し掛かって、東の空にはもう冬の星座が昇ってきました。東の空やや高く、スバルが昇っているではありませんか……。その北方向には、ぎょしゃ座のカペラ、低い山の稜線にはアルデバランも見え始めました。真夜中には、ペガススの四辺形は天頂付近に昇っているはずです。季節の移り変わりは、当たり前ですが、順調です。

 ところで、写真は夏の星座、はくちょう座にある散開星団M39です。1等星デネブの北東10度ほどでしょうか、可愛い感じの星の集団です。この周辺は、天の川が流れているので、後方は、星々の海になっています。その中でも、やや明るい星が20個ほど輝いて見えています。青白い星が多いのでは、と思います。散開星団にしては、少し寂しいのですが、こじんまりしていて、それなりにいい感じもします。6倍の双眼鏡で眺めてみましたが、星があまりにも多く見えて、探しにくく苦労しました。多分これだろうという感じで、何とか探し出したつもりですが……確かなことは言えません。大きさは満月ほどですが、特徴がないので、見つけるのも大変です。この散開星団は4.5等級の明るで、晴れた夜には肉眼でも見えると、天文書には書いていますが、肉眼では少々無理な感じもします(視力の問題かも)。

 薩摩半島の今夜の天気は、今(午後4時ごろ)の時点で、晴れ時々曇り……なんていう感じでしょうか。今日は蒸し暑かったので、雲が結構多いかも、です。南からの暖湿風というのでしょうか、30度以上のジメジメな風が吹いています。という訳で、夜の天気は、全く分かりません、です。

データ/ビクセンSX2・ES102ED・EOSKissX8i・ISO1600・40秒・2021年8月4日9時30分

 

| | コメント (0)

2021年9月30日 (木)

CMOSカメラでファーストライト

Blog_20210930135901  一昨日、CMOSカメラで初めて夜空を撮影しました。テスト撮影のため外に出たところ、雲が少し出ていて、無理のような気もしましたが、木星が明るく輝いていたので、木星の撮影を試してみました。新しいノートPCを満充電して、機材を準備し、作業に取り掛かりました。それからが結構大変でした。先ず大変だったのは、最近のPCには、USBのAコネクターがひとつしか装備されていないんですね。そこで、USBハブを追加して、つなげてみました。PCを外で使おうとすると、少しは大きな容量のバッテリーが必要です。レンズのヒーター用にも使うし、CMOSカメラの電源、さらにPC用電源も必要です。設置している途中、暗い所でコードが絡み合って、準備するだけでもなかなか能率よくいきませんでした。

 左の写真が、ファーストライトの画像です。CMOSカメラは、ZWO社のASI183MCという、非冷却の初心者が使う低価格のものです。キャプチャーソフトは、ZWO社のASICapというソフトです。初めてなので、初期画面から難解ものでした。それよりも、使う予定のEOS 用の180ミリのマクロレンズを、木星に向けなければなりません。そのためにEOSのカメラボディを取り付けて、液晶画面で木星探しです。何とか探して、画面中央に固定しました。それから、EOSボディーをCMOSカメラと入れ替えて、PCに接続……ここからが撮影段階です。先ずは、ピント合わせです。これには、バーティノフマスクが使えて、何とか安心しました。ところがピント合わせですが、反応が遅いので、なかなかピンが決まりません。多分、USBハブを使ったので、速度が落ちてしまっているようでした。もう少し、何か工夫すべきかも、です。……とか、何とか独りでブツブツ言いながらも、撮影できました。

 写真が、やぎ座を移動している木星の画像です。赤道儀は、ビクセンの1軸AP赤道儀です。露出時間20秒、ゲインが240です。2分ほどの撮影時間でしたが、5コマ撮影されていました。この画像を見て、少々驚きでした。それは、CMOSカメラの感度の良さです。木星のガリレオ衛星の4個がクリヤーに、それも構図も良く写っているではありませんか……。それも、結構くっきりと……。180ミリのレンズですが、センサーサイズが小さいので、多分500ミリ程度の望遠になっているようです。画像は、2コマ合成しています。4個のガリレオ衛星の並びの向きが、太陽の方向になっているので、とてもリアルな感じです。

 という訳で、最初にしては、まあ上出来かも……と、ひとりで満足していますが、課題が増えるばかりです。今夜も天気が良さそうなので、午後の時間にブログを書いています。今夜晴れれば、セカンドライトです。まあ、天気の具合ですが……。これから、夕食の準備でーす。

データ/ビクセンAP・180ミリF3.5・ZWOASI183MC・20秒・ゲイン240・2021年9月28日21時

 

| | コメント (0)

2021年9月23日 (木)

はくちょう座の北アメリカ星雲とペリカン星雲

Blog_20210923190801  写真は、はくちょう座の散光星雲、北アメリカ星雲とペリカン星雲です。北アメリカ大陸とペリカンに似ているところから、愛称が付けられています。確かに、その呼び名の通り、とてもよく似ている感じです。最初に名前を付けた人は、エライというか……正解です。画面右上隅で輝いている明るい星が、はくちょう座の1等星デネブです。毎年撮影しているような記憶ですが、なかなか上手く撮れませんでした。撮影は、大気の状態が大きく影響します。ここ薩摩半島では春から秋までの半年間、水蒸気がとても多いので、夜空の状態はいつもイマイチのような気がします。しかし、今回は結構いい感じかな、というよりも、自分としては最高の画像かも、です。この夜は、結露が異常に多くて、撮影後の赤道儀や三脚は水滴でビチョビチョでした。結露がヒドイ時の方が大気の状態がいいんでしょうか、夏は?……よく分かりませんが……。

 ところで、この北アメリカ星雲は、散光星雲としては超大型です。星雲までの距離は2000光年程だそうですが、その距離を考慮すると、いかに巨大かが分かります。隣のペリカン星雲は北アメリカ星雲と繋がっていて、その手前に濃い星間ガスである暗黒星雲が広がっているようです。その暗黒星雲の広がり方が、どういう訳か左向きのペリカンの姿をつくっています。とてもユーモラスで、何故かほっとする光景です。今までは、このペリカンの口元がうまく撮れませんでしたが、今回はそれらしく見えています。ちなみに、北アメリカ星雲はNGC7000、ペリカン星雲はIC5067というカタログナンバーが付いています。

 夏は水蒸気が多くて、撮影や観望に苦労しています。この5,6年は、特に水蒸気が多くなったような気がします。この薩摩半島だけではなく、日本列島全体がジメジメになっているのかも……です。

 まあ、そんな訳で、少しは涼しくて、さわやかな秋(星空はすっかり秋になっていますが)の到来を待つことにします。

データ/ビクセンAP・ボーグ55FL・専用レデューサー・QBフィルター使用・EOS60D(改造)・ISO3200・90秒・20コマ合成・2021年8月27日21時

 

| | コメント (0)

2021年9月16日 (木)

わし座の暗黒星雲B142とB143

Blog_20210916192101  9月の中旬ですが、天の川はまだまだ天頂付近で、明るく輝いています。薩摩半島の西側では、西の空が最も暗くて、星見にはとても適しています。東の方向は、錦江湾周辺の街明かりが結構目立つので、空の暗さはイマイチです。という訳で、子午線を越えて、西側の東シナ海方向に傾きかけた星空を、最適としています。

 写真は、わし座の1等星アルタイルの近くにある暗黒星雲です。この撮影も、ちょうどアルタイルが子午線を越えて、西側に傾き始めた頃です。わし座は天の川の中にあるので、星々の海の中で輝いています。アルタイルの北西3,4度のところにある暗黒星雲です。上(北側)の方がB142、下(南側)がB143です。このBナンバーというのは、アメリカの天文学者バーナードがつくった天体カタログなので、Bナンバーになっているようです。ちなみに、バーナードカタログには、暗黒星雲などが、300個以上登録されています。暗黒星雲というのも、19世紀の頃には、星々の隙間から遠い暗黒の彼方が見える、といった意見が多かったようです。確かに、初めて眺めるとそんな感じもします、ですね……。何故か不思議で、隙間から遠くが見えているようにも見えます。その当時は、宇宙の覗き穴……なんていう人もいたそうです。しかし、それは星々がない隙間ではなく、星間ガスや塵があって、後ろの星の光を隠しているということが分かったようです。

 ところで、撮影の後、6倍の双眼鏡でこの周辺を眺めてみたのですが、この暗黒星雲は確認できませんでした。双眼鏡でも見えるらしいのですが、またの機会に覗いてみます。暗黒星雲で有名なオリオン座の馬頭星雲などは、何となくガスと塵の塊のように見えますが、このB142とB143などは、何も知識がなければ、やはり〈宇宙の覗き穴〉に見えてしまいます。そういう意味では、宇宙はとても不思議なもの……だったようです。今でも、不思議だらけ、ですが……。

 今夜は月が見えていて、快晴とは言いませんが、木星と土星も見えています。昨日も今日も雨と曇りの予報だったのですが、天気予報は全く当たらず、今日一日雨なしの晴れの天気でした。まあ、その内に雨も降るでしょうが……。

 という訳で、今夜はYEBISUビールを飲みながら、のんびり月でも眺めてみます。

データ/ケンコースカイメモS・ボーグFL55・EOS60D(改造)・ISO3200・20~30秒・トリミング・2021年9月9日21時50分

| | コメント (0)

2021年9月 9日 (木)

いて座の散光星雲 M8とM20

M8m20blog_20210909141101  先週UPした銀河中心部にも写っている、いて座の散光星雲M8とM20です。写真下方のM8は特別に大きな星雲で、満月の2倍ほどあります。星々の海の中ですが、明るいので肉眼でもとてもよく見えます。M8は、別名干潟星雲と呼ばれていて、人気の高いメシエ天体です。星見を始めた人が最初に眺めたり撮影したりする、特別に目立つ天体です。オリオン座のオリオン大星雲やアンドロメダ星雲のようなもので、肉眼でも見えることから、それをきっかけに、天体に興味を持つ人も多いと聞いています。干潟星雲と呼ばれる理由は、ちょうど海の中にできた島のような感じに見えること……そういうこと、らしいです。肉眼で見えるというのは、特別な存在です。神戸から鹿児島の片田舎に引っ越してきて、初めてアンドロメダ星雲を観たことがあります。その時の感動は、なかなか忘れることが出来ません。生の光を見ているという、リアルさと臨場感でしょうか……。

 一方、写真上方のM20の方は、とてもくっきりしていますが、やや小さく、迫力はイマイチです。散光星雲の赤っぽい光は、可視光線ではないので、肉眼では見えないようです。このM20の愛称の三裂星雲というのは、明らかに星雲自体が3分裂4分裂しているように見えるところからきています。確かにそんなイメージで、正解かも、ですね……。このいて座周辺は、散光星雲や散開星団、さらに球状星団があちこちにあり、双眼鏡で覗いても、とても楽しめる領域です。この写真でも、散開星団や球状星団がたくさん写っているはずです。

 この撮影には、EOS60Daを使いました。このEOS60Daというのは、天体写真用につくられたデジカメですが、もうすっかり昔の懐かしいデジカメになりました。それでも、結構写りが良くて、まだまだ使えるような感じがします。ただしノイズが多めかも、です。

 まあ、そんな感じで夏の星々を楽しんでいるのですが、夏の終わりを感じ始める今日この頃です。夜10時ごろには、さそり座が東シナ海に沈みかけています。夏の大三角も、子午線を越えて西空です。東の空には、ペガススの四辺形が空やや高く昇ってきました。夜空は、もう秋の星空になっているかも、です。いつものことですが、時の経つのは……何と速いことか……。

 今はまだ明るい夕方前ですが、今夜は晴れそうなので、のんびり星空を眺めてみます。という訳で、冷たい麦茶で小休止でーす。

データ/ビクセンSX2・ビクセンED80sf・EOS60Da・ISO3200・90秒・20コマ合成・2021年7月29日22時

| | コメント (0)

2021年9月 2日 (木)

天の川銀河の中心部

Blog_20210902184901  今年くっきりとした天の川を観たのは、例年よりも遅く、7月の最後の週でした。天候異変で、梅雨が1ヶ月早くやって来て、1ヶ月早く終わったのですが、水蒸気が多くて、晴れた星空を観ることがなかなか出来ませんでした。水蒸気が多いと、九州各地で大雨になって、被害が出てしまいます。それに比べたらとても小さなことですが、春から7月までの天候異変で、レンズ3本にカビが生えてしまいました。他にファインダー1本にも、カビ発生です。湿度が80%から90%の日が何週間も続いては、当然かも、でしょうか……。汗かきの人間には、早く冬が来て欲しい、というのが今の望みです。

 写真は、いて座の一部分で、天の川銀河の中心部付近です。密集した星々が写っていますが、確かに川のように見えます。この写真だけでも、おそらく10万個ほどは写っているのでは、と思いますが……(本当は100万個ほどかも)。写真右側中央あたりに、散光星雲M8が見えます。その北隣に、同じく散光星雲M20と球状星団M21が見えます。この周辺は、星の光がわずかに少ない(少ないというよりも、本当は星間ガスやチリが多いので、後ろの星の光が見えないだけですが……)ので、M8、M20、M21は、とてもくっきりとしていて、なかなか見ごたえがあります。写真左側には、球状星団M28、M22が見えます。M22はとても明るく、5等級なんでしょうか、肉眼でもはっきり確認できます。双眼鏡で眺めると、確かに〈星々の海〉のごとく、とても素敵な光景です。いつ眺めても、感動モノです。銀河のことを、英語では、Galaxy(ギャラクシー)というようですが、これまた余韻の残る言葉です。

 薩摩半島の片田舎では、確かに一年中天の川が見えます。夏と冬は南北に、秋は北の空高く東西に流れています。春は低い空を一周するように流れているので、地平線が見えるところでないと、天の川は見えないかも、です。まあ、そんな訳で、のんびり天の川を眺める旅もしたいのですが、まだまだそんな時期ではなさそうですね。

 という訳で、コーヒーブレイクでーす。外は、雨が降る前の、湿っぽい空気です。また梅雨空に戻ってしまう感じです、当分……。

データ/ビクセンGP2ガイドパック・100ミリF2.8・EOS60D(改造)・ISO1600・f4・40秒・2021年7月28日22時

| | コメント (0)

2021年8月26日 (木)

りゅう座

Blog_20210826190201  私事ですが、昨日新しいノートパソコンを買いました。8年ほど使っていたノートPCがWindows8.1で、2,3日前から、強制終了も出来なくなってしまいましたので、仕方なく買い替えでした。電気店で、性能と値段を考えると、まあこのPCかな、というのを見つけました。電源が入っていなかったので、お店の人に電源を入れるように頼んだところ、電源を入れると、所有者の個人認証画面になるので、入れられません、と言われました。そういうことか……確かにリカバリー済、展示品、現品限りと書いてありました。まあ、仕方ないか、という思いで購入しました。定価は20万円以上でしたが、購入価格は4割引きでした。レジカウンターで、店員の人が丁寧にホコリを払い、本体をきれいに掃除しているのが、何故かとても印象的でした。

 ノートPC も時の流れで、どんどん変わっていくんですね。新しいノートPC で驚いたのが、先ず外部インターフェイスで、(昔から使い慣れていた)USB-Aタイプの挿入口が1か所しかありません。他はほとんどUSB-Cタイプです。次が重さとバッテリー駆動時間です。13.3インチですが、重さは900グラムほどで、駆動時間は20時間余りです。これにはとても驚きました。これならば、夜に外に持ち出すのがとても楽になるかも、というのが最初の希望でした。まあ、そういう訳で、世の中の進歩も時にはとてもいいこともある、というのが感想です。

 話は変わりますが、写真は北の空。北極星の上というか、南方向に、りゅう座があります。2等星が1つだけで、他は暗い星ばかりで、肉眼では、星座の形は全く見当もつきません。夏の星座で、トレミーの48星座のひとつです。こんなに暗い星が、よく見えたものです。おまけに竜の形に星々をつなげて、星座にしています。ちょうどこぐま座を取り囲むような形です。ギリシャ神話では、百の頭をもつ竜ラドンだと言われています。この竜も、勇者ヘルクレスに殺されてしまったのでしたか……。

 ところで、このりゅう座には、毎年1月に極大を迎えるしぶんぎ座流星群の放射点があることで有名です。しぶんぎ座流星群のことを、りゅう座流星群と呼ぶこともあるようです。しぶんぎ座というのは、100年ほど前になくなってしまって、今はありません。それにしても、暗い星座で、晴れた夜でも、りゅう座の全体像を見ることは出来ません。肉眼で見える星は、たった1つだけですが、実際は、6等星より明るい星が、150個以上もあるそうで、昔の人はそれらの星が全部見えたのでしょう。何と明るい北の空だったことか……想像も出来ません。

 今夜も曇り空で、見えるのは南東の空に昇っている木星だけかも、です。この3週間は、ほとんど星空を眺めていません。晴れた星空を、のんびり待つことにします。という訳で、小休止して、裏庭散歩でーす。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ・F2.8・EOSKissX8i・f4.5・30秒・ソフトフィルター使用・2021年7月26日21時

 

| | コメント (0)

2021年8月19日 (木)

へびつかい座の双子の球状星団 M10とM12

M10-m12blog  写真は、へびつかい座にある球状星団M10とM12です。へびつかい座は、さそり座のすぐ北側にあります。天の川をかすめていますが、特別に目立つ星の並びがないので、星座の形を探すには、とても苦労します。さそり座がとても目立つので、夏の星座としては、脇役かも、です。へびつかい座の、へびつかいオジサンのお腹のあたりにあるのが、この二つの球状星団です。 

 写真左下(南東側)がM10で、右上(西北側)がM12です。長方形視野の対角線が8度ほどなので、今使っている日の出光学製のヒノデ6×30という双眼鏡で眺めた感じになっています。双眼鏡で眺めると、写真のようにクリヤーではないのですが、球状星団がぼんやりとした雲のような光に見えます。双眼鏡では、星々が分離したようには見えませんが、写真では、周辺部がわずかに分離しているように見えます。双眼鏡の方がやはり臨場感がありますが、写真は写真で、球状星団の様子が分かります。撮影したレンズは、ボーグの55FLです。APS-Cに換算すると、300ミリほどです。この感じだと、それぞれを拡大しようと思えば、どうしても800ミリ以上が必要な感じです。

 ところで、この二つの球状星団は、大きさ、明るさがとても似ていて、双子のように見えます。地球からの距離も、M10が14000光年で、M12が16000光年程です。おまけにM10とM12の距離が、3500光年程ととても近いので、同じ町内会同士というイメージです。やはり双子かも……です。そうなると、二つの球状星団ができたのも、同じ時期で、同じ過程でできたような……想像ですが、そんな考え方も出来ます。もちろん、二つとも我が銀河系内の星団なので、太陽系にも少しは影響を与えたのかも知れません。

 6、7倍の双眼鏡で眺めて、球状星団が二つ同じ視野に入るというのも、とても珍しいのでは、と思います。他にそういう経験がないので分かりませんが、多分へびつかい座のこの双子だけかも知れません。その意味では、双眼鏡で楽しめる、とても素敵で貴重な光景でしょうか……。このM10もM12もシャルル・メシエの発見ですが、それが何と1764年の発見というから、最後に驚いてしまいます。1764年と言えば、日本では明治維新からさらに100年も前ということです。そんな時代に、望遠鏡で星団を眺めて、天空の座標を記録していたというのが……とても凄いことです。ヨーロッパがどんなに先進国だったか、というのが想像できますが、同時に強烈な驚きです。

 という訳で、麦茶で小休止しますが、麦茶の次は、YEBISUビールなんですね、いつも。

データ/ケンコースカイメモS・ボーグ55FL・EOSKissX8i・ISO1600・55秒・2021年7月28日21時

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

趣味