2022年1月13日 (木)

ぎょしゃ座の散光星雲

Ic405410blog  先週UPしたぎゃしょ座にある、二つの散光星雲です。赤い輝きが印象的ですが、肉眼では見えない光です。右側のオタマジャクシに似たような散光星雲が、勾玉(まがたま)星雲と呼ばれていて、カタログ番号はIC405です。その左下にあるやや小さめの赤っぽい光が、どくろ星雲と呼ばれている散光星雲IC410です。どこがどくろに似ているのか、いまだによく分かりませんが……。

 二つの散光星雲の間に、青っぽい輝きの星が見えていますが、手探りで探すときは、この5,6個の星を探せば何とか視野に入ります。この5,6個の星の集団は、散開星団のようです。調べてみると、Mel(メロッテ)31というカタログ番号が付いていました。初めて知りました。その中央の4個の星は、上手いこと平行四辺形の形に並んでいます。こと座のベガの隣の4個もそうですが、探せばたくさんの平行四辺形が見つかるかも、です。

 散光星雲の中心部付近は結構派手な色合いで、とても見ごたえがあります。ただ、その周辺部はとても淡い輝きなので、撮影も大変でした。この時使ったビクセンのAP赤道儀は、追尾性能がイマイチで、3分を超えると、星が流れてしまうコマが急に多くなります。この撮影の時は、露出時間は160秒でした。初心者向きの赤道儀の限界かも……か……それとも、使う側の未熟さかも、です。

 ところで、写真左上隅に散開星団M38も写っています。ぎょしゃ座には、3つの散開星団が、寄り添うように並んでいます。その一番西側にあるのが、このM38です。3つの中では、一番まばらな星団で、迫力を求めるならば、大口径の望遠鏡が必要な感じがします。それでも、写真にすると、何とか散開星団に見えます。この周辺は、天の川の通り道で、星の数もとても多い領域です。写真では、いくつか星団・星雲らしきものが見えますが、もっと大口径の望遠鏡ならば、たくさん見つけることが出来そうですね。

 今週は、月面撮影をする予定でしたが、今日も寒波襲来中です。日本海側は猛吹雪で、大雪・暴風のようです。薩摩半島でも風がやや強く、少しだけですが、大荒れでした。明日は、雨風が収まりそうなので、上弦過ぎの月を眺めることができるかも、で~す。

データ/ビクセンAP(1軸)・ボーグ55FL・専用レデュサー・EOS60D(改造)・ISO1600・160秒・Quad BPフィルター使用・2021年12月9日21時30分頃

| | コメント (0)

2022年1月 6日 (木)

ぎょしゃ座

Blog_20220106130701  2022年の、Blog事始めです。いつもなら、BlogのUPは夜なんですが、今夜は晴れそうだと予想して、昼下がりの今書くことにします。1月4日の夕方、どんよりの曇り空だったのですが、暗くなった19時頃から、急に快晴の空になりました。という訳で、急いで機材を庭先に出して、撮影の準備に取り掛かりました。撮影対象は、ぎょしゃ座とオリオン座の星座写真です。とても楽な撮影なんですが、雲がない星空は、この3週間程眺めることも出来ませんでした。寒波が来ると、どれほど曇り空が続くかがよく分かります。

 写真が、ぎょしゃ座の全景です。ちょうど5角形の形をしているので、見つけるのもとても簡単です。一番明るい星が、1等星カペラです。地球からの距離が40光年程で、とても近い星ということになります。黄白色の輝きで、太陽にとてもよく似た恒星のようです。2重、4重の連星系を作っているようで、複雑な連星のようです。冬の星空では、シルウスやカノープスの次に明るいのでは……というほど目立つ星です。左方向が、天の北極方向です。東の空やや高く昇って頃、デジカメを横に構えると、この構図になります。このぎょしゃ座には、散開星団や散光星雲があって、とても賑やかな星座です。写真のM36、M37、M38が、散開星団です。6,7倍の双眼鏡で眺めると、とても小さな雲のように見えますが、星の集まりというほどには見えません。40倍ほどなら、星々が少しは分離して、散開星団らしく見えるのでは、と思います。散光星雲は、写真中央右寄りに見えるはずなんですが、改造デジカメではないので、赤っぽい輝きはほとんど写っていません。散開星団M37 と散光星雲は、12月に撮影済みなので、次回にUP する予定です。

 ぎょしゃ座周辺は、冬の天の川が流れているので、星々の密度がとても高い領域です。双眼鏡で眺めると、星々の海のような眺めで、結構見ごたえがあります。大口径の望遠鏡で撮影すると、遠い散開星団や散光星雲がたくさん写っているはずです。

 今夜晴れれば、オリオン座の散光星雲M42(オリオン大星雲)を撮影する予定です。まあ、天気次第ですが……なかなか上手くいかないのですよね。薩摩半島も、例年よりは低温のようで、少し寒々感じです。という訳で、小休止して、ホットコーヒーにします。

データ/ケンコースカイメモS・タムロン45ミリF1.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4・20秒・20コマ合成・ソフトフィルター使用・2022年1月4日20時50分 

| | コメント (0)

2021年12月30日 (木)

ヒヤデス星団

Blog_20211230184901  明日で、今年も終わりです。一年が経つのが速かったような、そんな気がします。ある人が言うには、毎日ドタバタしていると、時間の過ぎるのが速いそうです……本当なんでしょうか……。という訳で、今年最後のブログUPです。

 写真は、おうし座の散開星団ヒヤデスです。冬の星座で、一番早く東の空に昇ってくるのが、おうし座とぎょしゃ座です。そういう理由で、いつものことながら、冬の星座は、おうし座から始まります。ヒヤデス星団は、満月の十数倍もある大きな散開星団です。あまりにも大きすぎて、肉眼で眺めると、迫力に欠けるような気がします。同じおうし座のスバルと違って、星が集中していないので、明るさはイマイチかも……です。それでも、低倍率の双眼鏡で眺めると、結構な星の集まりで、20個ほどの青白い光が見えます。黄色っぽい特別に明るい星は、ヒヤデス星団に属する星ではなく、ずーっと手前の星アルデバランです。とても明るい一等星で、ビント合わせによく使わせてもらっている星です。このヒヤデス星団は、メシエ天体でもなく、NGCカタログにも記載されていません。調べてみると、Mel.25というメロッテ番号が付いています。初めて知りました。メロッテカタログの作成が1915年なので、とても新しいカタログ記載星団ですね。

 このヒヤデス星団は、ちょうどV字型に星が並んでいます。双眼鏡で眺めると、その形がとてもよく分かります。日本では、釣鐘星と呼ばれていたそうで、逆立ちしていますが、その形になっています。地球からの距離が、散開星団スバルよりもはるかに近い150光年程なので、ほんのすぐ近くなんでしょうか。この写真は、カメラレンズの100ミリマクロ(フルサイズでは160ミリ相当)での撮影ですが、結構簡単に撮影できます。デジカメは、とても感度が良いので、便利です。もっとカメラレンズを使ってもいいような気がします……開放絞りが明るいので……。

 冬の夜は結構寒いのですが、晴れれば、星空は最高の透明度です。薩摩半島でも、水蒸気が少なく、とてもクリヤーです。その中でも、おうし座のスバルやこのヒヤデス星団の青白い輝きは、最高に素晴らしい眺めになります。

 今夜から寒波襲来の予報ですが、薩摩半島の12月は、雪が降りそうにありません。空はドンヨリ……ドンヨリです。時々突風が吹き抜けていきます。少しだけ、外は冷えてきました。という訳で、毎年のことですが、少しだけ部屋の掃除をしま~す。

データ/ケンコースカイメモS・100ミリマクロF2.8・KissX8i・ISO1600・f4・40秒・ソフトフィルター使用・2021年11月28日20時50分頃

 

| | コメント (0)

2021年12月23日 (木)

おうし座のスバル

Blog_20211223184501  やっと、冬の星座になりました。北東の空が明るいので、12月の上旬頃にならないと、光害の影響で、東の空に昇った星がくっきりと見えてきません。スバルを撮影をしたこの夜は、とてもクリヤーな空でした。青い輝きがなかなか撮れなかったのですが、この夜は何とかうまくできた方です。

 写真が、スバルの全景です。スバルというのは、日本での呼び名です。正式名は、プレアデス星団と言う散開星団で、メシエ番号は45番です。とても明るいので、肉眼でもくっきりと見えます。大きさは、満月の3,4倍はあるので、とても目立つ存在です。結構明るいのですが、星が何個見えるかは、見るときによって全く違うようです。何個か全くわからない時もあるし、3,4個は数えられるということもあります。7個ほどは何とか見える、と昔から言われているそうですが……。ブルーの輝きがとても美しく、見ごたえ充分です。ギリシャ神話では、明るい7個の星は、巨人アトラスとプレイオネとの間に生まれた7姉妹だそうで、その7人が天上で踊っている姿だと言われています。とてもロマンに満ちた、見飽きない眺めですね。

 この散開星団スバルは、およそ120個ほどの星の集団のようです。1億年ほど前にできた若い星ばかりで、高温のために青白く輝いています。地球からの距離は400光年程なので、天の川銀河の直径が10万光年ということを考えると、とても近いというか、すぐ近所という感じがします。その内、人間も宇宙船に乗って、こんな光景を間近に眺めるのでしょうかねえ……まあ、運が良ければですが……。

 今夜の空は、何となく霞んでいるような、そんな感じです。PM2.5の影響でしょうか……イマイチですね。明日から年末にかけて寒波がやってくるそうで、少しは寒い夜になりそうです。さっき東の空に見えていたペテルギウスが、今はもう見えなくなりました。今夜は生温い、くもり時々くもりの天気のようです。

 冬は、寒い方が快晴の夜空になります。まあ、のんびり晴れた夜を待つことにします。という訳で、撮影済みの画像の処理と整理をします、です。

 追伸 さっきアナグマ兄弟(?)が、窓の外の庭を歩いていきました。夕食がまだだったのかも、です。

データ/ビクセンAP・ビクセンED70SS・EOSKissX8i・ISO3200・30コマ合成・2021年12月5日21時40分

| | コメント (0)

2021年12月16日 (木)

12月の天の川

12blog  今日は、暖かい一日でした。南から湿った風が入ってくると、こんな感じの、生暖かい日和になります。夜になっても寒くはない、変な感じの12月中旬です。雨が降っていますが、この雨が止むと、突然冬になるという予報ですが、あまり信用できません。この薩摩半島は、裏日本に属するのでしょうが、気候的には亜熱帯のような気がします。一年中湿度が高いので、夏は無茶苦茶に気温は上がらないし、冬は湿気ているから凍えるような寒さはない、そんな印象です。汗かきの人間にとっては、時にはツライこともありますが……。

 写真は、12月上旬の北の空です。カシオペヤ座が、ちょうど北極星の上に昇っています。秋の星座の、ケフェウス座、カシオペヤ座、ペルセウス座が西から東へ並んでいます。それでも、夏の星座のはくちょう座は、西空でまだ健在です。東の空には、ぎょしゃ座が見えていて、オリオン座も昇ってきているはずです。その北の空を西から東に向かって、天の川が流れています。ぎょしゃ座を通り、オリオン座とおおいぬ座をかすめて東の空に延びています。薩摩半島の見晴らしの良い場所では、一年中天の川が見えるそうです。と言いても、春の天の川は、地平線をギリギリにかすめて流れているので、とても難しいという話もよく聞きます。そう考えると、冬は天の川が結構見える季節のような、そんな気がします。

 ところで、星座には星座線を引いています。カシオペヤ座の星座線は、少々分かりにくい感じもします。それでも、古代エチオピア王の奥さんを表すと考えると、これが一番似合っているような感じがします。両手両足があって、おまけに頭までついています。遥か昔の時代には、4等星・5等星まで見えていたので、こういう形になったようです。今の時代は、どう考えても無理なようで、英文字のW(少しだけ太い線で描いています)の文字をつくる5個の星だけの星座になっています。薩摩半島の片田舎で4等星の星を見つけるには、澄み切った夜空でもかなり苦労します。光害もひどいし、水蒸気も多いし……それよりも、視力が悪くなったのが一番の理由のような気もします。

 追伸 我が家の裏庭での撮影ですが、北東の空が明るくなっています。この明かりは、鹿児島湾周辺の人口およそ100万人が住む街明かりでしょうか……。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリ2.8・EOSKissX8i・ISO1600・30秒・ソフトフィルター使用・2021年12月5日21時頃

 

| | コメント (0)

2021年12月 9日 (木)

コペルニクスクレーター周辺部

Newaaa3blog96  上弦過ぎの月面画像です。先月の14日の夜の撮影です。コペルニクスクレーターの周辺部がやっと、それらしく撮れた感じがします。ZWOのASI183カラーCMOSカメラでの撮影でした。センサーサイズが対角線=1インチなので、APS-Cサイズで、およそ5400ミリほどになって、今までよりはぐっと拡大できました。こんなにも拡大できて、とても驚きでした。20コマ合成ですが、まあまあピンが来ているようで、ある程度は満足です。

 右側にある大きなクレーターが、コペルニクスクレーターです。直径が100キロ近くあり、規模の大きなクレーターです。クレーターの深さは3800mほどだそうで、月面自体の巨大さが分かります。クレーターの中央部に見えるのが中央丘で、小さく見えますが、高さ1200mほどあるそうです。これまた、驚きです。コペルニクスクレーターのすぐ左上が、エラトステネスです。そこから連なる山脈がアペニン山脈、さらに弧を描いて、左隅のアルプス山脈に繋がっています。それらの山脈に囲まれているのが雨の海です。左上の隅にあるのが、プラトークレーターです。プラトーというのはプラトンのことですが……。画面左方向が、北です。北半球のクレーターには、古い時代の科学者や哲学者の名前が優先的に付けられているそうです。クレーターの名前を付けたのは、17世紀のイタリアの天文学者リチオリと弟子のグルマルディーという人だそうです。およそ300個のクレーターに名前を付けて、月面図を発表しています。珍しくて、発行部数もとても多かったと言われています。そういえば、月面のクレーターには、アリストテレスやアルキメデス、ケプラーなど、有名な科学者の名前を見つけることが出来ます。そして、月面図を作ったリチオリとグルマルディーは、クレーターに自分たちの名前も付けています。さすが、先進国のヨーロッパ諸国ですね。17世紀と言えば、日本では、江戸幕府が出来て間もない頃です。

 月面図を眺めていると、何となくほのぼのとしてきます。クレーターや海、山脈、渓谷などに、アルファベットや数字ではなく、それなりの分かりやすい名前が付いているからでしょうか……。これらの名称は、星座もそうですが、現在でも使われています。思えば、人間も、結構楽しく、夢がある種族というか、生命体のような気がしてきます。

 月面のいろいろな地形を眺めて、また撮影をしてみます。今夜は薄曇りで、ぼんやりした月です。こんなひんやりした夜でも、外では季節外れのヌエが鳴いています。

データ/ビクセンSX2・C8・EOSKissX8i・1000分の10秒・ゲイン130・ZWO ASI183カラー・2021年11月14日20時30分

| | コメント (0)

2021年12月 2日 (木)

ペルセウス座の二重星団

Blog_20211202191101  写真は、ペルセウス座にある二重星団と呼ばれている有名な散開星団です。二つの散開星団がくっついて見える、珍しい光景です。明るさは、ともに4等級ですが、周辺に星が少ないので、結構明るく見えます。12月がいちばん見頃のような気がします。ペルセウス座に属していますが、探すのであれば、カシオペヤ座から探す方が分かりやすいようです。晴れた夜なら、ぼんやりとした雲のような感じで、肉眼でもはっきり見ることが出来ます。6倍の双眼鏡ならば、写真のように、二つが並んでいる眺めになります。もう少し倍率の高い双眼鏡なら、視野いっぱいに、やや青っぽい色合いの星々が散らばって見えると思います。

 写真右側(西側)が、NGC869、左側(東側)がNGC884です。12月の上旬の22時頃ならば、北極星の真上に来るのでは……。紀元前の古代ギリシャ時代から知られていたようで、星ではなく、かすかな光として見えていたのでしょう。その頃の夜空は、現在と比べれば多分恐ろしいほどの暗さだったのでは、と想像しています。この二つの散開星団はメシエ天体には登録されていないのですが、それがとても不思議な感じです。

 二つの散開星団は、地球からの距離がともに7500光年ほどで、実際にすぐ隣にある星団ということになります。巨大な星団が隣り合わせになっているという風景がどんなものか、想像してみたくなります。こういう姿を眺めると、宇宙のとてつもない巨大さや、時間と空間の不思議さを感じてしまいます。こんな宇宙に、少しは知的(多分)な人間がいるというのも、また、とても不思議なんですが……。

 薩摩半島も、やっと冬らしくなってきました。まだ暖房は使っていませんが、クリスマス前には必要になるかも、です。今年も残り4週間ほどです。1年が過ぎるのも、速いこと速いこと……実感しています。

 今夜は、寒気の影響で曇り空です。明るい1等星がいくつか見えるようですが……。という訳で、今夜もYEBISUビールで、独り乾杯でーす。

データ/ビクセンAP・ビクセンED70SS・EOSKissX8i・ISO1600・30秒・15コマ合成・2021年10月26日21時50分

| | コメント (0)

2021年11月24日 (水)

アンドロメダ星雲M31

M31blog_20211124133901  秋の星雲と言えば、アンドロメダ星雲M31でしょう。星雲といっても、M31は、系外銀河のひとつで、天の川銀河を二回りほど大きくした渦巻銀河です。アンドロメダ座が見える8月頃から3月頃まで眺めることが出来ます。満月を5,6個並べた大きさの、巨大な銀河です。何と言っても、肉眼で見ることが出来るので、とても貴重な系外銀河です。以前住んでいた神戸では、1等星しか見えない星空だったので、M31を眺めたことはありません。薩摩半島に引っ越してきてから、M31の雲のようなぼんやりとした光を眺めることが出来ました。特別に視力がいいという訳ではないので、はっきり見えるときは、空の状態がとても良いということでしょう。230万光年の彼方の光が見えるというのは、驚異的なことで、リアリティーというか、臨場感に興奮してしまいます。230万年前に出た光を見ていることで、宇宙の神秘的な姿に驚愕してしまいます。

 写真の上方が天の北極方向です。渦巻銀河の左斜め下から眺めている状態です。本当はもう少し淡い光の渦が外側に広がっているようですが、それを画像にするのがとても難しいですね。M31には、伴銀河が2個あります。右上に見える光が楕円銀河M110で、M31の下部の渦巻外部に重なって見える光が楕円銀河M32です。2個の伴銀河も結構な大きさなのですが、M31の巨大さに負けて、完全に脇役です。左隅に見える星は、アンドロメダ座のν(にゅー)星です。

 M31は毎年何回も撮影していますが、大気の状態が良くないと、なかなか上手くいきません。ちょうど11月後半から12月頃が天頂付近に昇るので、いちばん条件がいいような気がします。まだまだ撮影できそうですね。この撮影は、ビクセンのED400ミリの屈折鏡です。明るい光なので、カメラレンズでも撮れそうな気もします。

 この3、4日は薩摩半島にも寒気が流入して、雨が降り、肌寒い天気でした。冬らしさを感じさせるような寒さでしたが、明日からは少しは暖かくなりそうです。冬の方が水蒸気が少なくて、撮影には最適なので、またM31の撮影に挑戦してみます。

 という訳で、今夜の夜空がどうなるのか分かりませんが、いつものように撮影の準備だけはしておくつもりです。

 追伸 先週の19日の皆既に近い部分月食の撮影はうまくいきませんでした。月の出が遅く、なかなか雲が消えませんでした。高度が低すぎて撮影には、少々無理……。

データ/ビクセンAP・ED70SS・KissX8i・笠井マルチフラットナー・ISO3200・30コマ合成・2021年10月9日21時

| | コメント (0)

2021年11月18日 (木)

アンドロメダ座とペガスス座

Blog_20211118191101  秋(10月下旬の21時頃)の天頂付近の星座です。アンドロメダ座とペガスス座は肉眼でもよく見えるのですが、その周辺の星座はなかなか形を確認出来ません。秋の星空自体が暗いということもありますが、強烈に目立つ星座がないからでしょう。秋の1等星は、南の空の隅っこにある、みなみのうお座のフォーマルハウトだけです。このフォーマルハウトも1等星の中ではとても暗い星です。少し寂しい気もしますが、まあ仕方ないでしょう……。天頂付近に昇ったペガススの大四辺形は、秋の星空の象徴ですが、真上に来ると、眺めるのにとても苦労します。まともに眺めることは、とても大変です。寝転んで見るしかないのですが、秋が深まると、そんなことは出来そうにもありません……何か良い方法はないものでしょうか……いろいろ考えているのですが……。おまけに南を向いて眺めると、飛馬ペガススが逆立ちしている姿になります。それならば、北を向いて天頂付近を眺めればいいような気もしますが、そうなると、さらにノケゾルことになって、限界をはるかに超えてしまいます。まあ、そんなことを何年も考え続けています……。

 秋の星座の話なんですが、ペガスス座の周辺を調べると、結構賑やかな感じもします。隣のアンドロメダ座は、2等星と3等星が多いので何とか形が分かる星座です。おまけに、アンドロメダ星雲M31も肉眼ではっきり(夜空に状態にもよりますが)見えます。周辺には、とかげ座、さんかく座、おひつじ座、うお座。そしてみずがめ座などがあります。みずがめ座の水瓶を表している三ツ矢のマークの4つの星を、初めて確認しました。三ツ矢と呼ばれているのは、日本だけなんでしょう。三ツ矢サイダーの三ツ矢なんですね。ギリシャ神話では、水瓶から流れるのは、神酒とか聖水とか、他に不老長寿のエキスだとか言われているそうですが、三ツ矢サイダーの名前もそういう意味で付けたのかも、です。ちなみに、三ツ矢サイダーは明治17年発売開始ということだそうで、少々驚きでした。西南戦争終結から、僅か7年しか経っていません。商魂たくましきかな、という感じです。

 写真の右上隅に、明るい星が写っていますが、はくちょう座の一部です。一番明るい星が、はくちょう座の1等星デネブです。11月下旬の頃には、夏の星座は西空低く、沈みかけています。夏の星々の明るいこと明るいこと……。

 明日19日の日暮れ頃には、皆既に近い部分月食が始まります。晴れれば、のんびり眺める予定ですが、空の状態がどうなるのか、全く分かりません。薩摩半島は月の出が遅いので、少々無理な感じもします。という訳で、一休みでーす。

データ/ケンコースカイメモS・トキナー11~20ミリF2.8・EOSKissX8i・ISO1600・f4・30秒・ソフトフィルター使用・2021年10月27日21時30分

| | コメント (0)

2021年11月11日 (木)

ペガスス座のM15

M15blog_20211111185801  写真は、ペガスス座の球状星団M15です。撮影したのは、10月2日です。この日は、みずがめ座の球状星団M2も撮影しましたが、M2もM15もとても分かりにくい場所で、目立つ星もなく、探すのが大変でした。いつもは、星々を辿って、探し当てるのですが、確認できる星がない領域でした。デジカメの液晶画面上では、3等星までは何とか確認できるのですが、それより暗い星は、確かめることが少々無理な感じです。という訳で、自動導入に頼ることにしました。極軸をある程度きちんと合わせると、とても正確に星を導入できます。その後は、東西南北にわずかに動かせば、ほとんど視野の中央に確保することが来ます。とても便利なもので、最後はこれに頼っています。ただし、この自動導入を利用すると、星探しの楽しみが半減してしまうので、最後の手段にしています。8インチのシュミカセでも、割と楽に導入できました。

 写真のM15は、みずがめ座のM2と大変良く似た球状星団のような気がします。大きさもそうですが、星の密集度もとてもよく似ています。このM15の方が、わずかに明るく、少しだけ大きいかな……という感じです。ペガスス座の馬の頭の近くですが、この周辺で目立つ星は、ペガスス座の暗い3等星ε星だけです。天の川のはずれの星がとても少ない領域です。暗い宇宙をバックに、ポツンと球状星団が輝いている……そんな眺めです。これもまた迫力があって、いろいろ想像できる星風景のような気がします。

 今週は、ずーっと雨と曇りの日々です。寒気が入ってきて、薩摩半島も少しだけ冬に近づいたようです。しかし、晴れた日には、車の中はアツアツでエヤコンを入れています。今夜は月が見えませんが、上弦の月です。三日月からあっという間に上弦の月になりました。来週金曜日は満月で、月の出に部分月食(ほとんど皆既月食に近い……)が始まります。天気が良ければ、眺めてみようと思います。……が、果たして見えるかどうか……です。その日にならないと、天気だけはどうなるのか、分かりません。

 という訳で、小休止です。また雨が降ってきました、でーす。

データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・EOSKissX8i・ISO3200・45秒・20コマ合成・2021年10月2日21時

| | コメント (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

趣味