2025年6月19日 (木)

おとめ座

Blog_20250619131401  昨日は久しぶりに晴れて、夜星空を見ました。梅雨の中休みという感じでしょうか……。ケンコースカイメモSにカメラをセットして、裏庭に出しました。南の空やや高くおとめ座が昇っていました。おとめ座の撮影は、星見を始めて13年ほど経ちますが、初めてでした。ちょうどこの時期は梅雨なので、今までほとんど撮影の機会がありませんでした。うしかい座を撮影した後、レンズを南西方向に少しだけ移動すれば、おとめ座付近に行きます。マイクロフォーサーズのレンズの16ミリほどで、春の大三角形が写真のようにうまく入ります。春の大三角形というのは、うしかい座のアルクトゥールス、しし座デネボラ、そしておとめ座のスピカを結んでできる三角形のことです。

 写真が、おとめ座の全景です。おとめ座は、トレミーの48星座のひとつで、全天で二番目に大きな星座です。これだけ大きな星座だと、快晴の夜でないと撮れないかも、です。おとめ座は、手に麦の穂を持つ女神の姿です。一等星スピカの位置が、ちょうど麦の穂を持つ手の位置でしょうか……。スピカ以外は暗い星ばかりなので、星座線を引いても、なかなか女神の姿が見えてきません。ちょっと分かりにくい星座かも、です。

 晴れた星空を眺めるのは久し振りで、一カ月半以上も間が開くと、少しだけですが、感が鈍ってしまいます。細かい作業が多いので、ミスが多くなります。今頃がちょうど夏至の頃で、8時過ぎても、星空はなかなか暗くなってくれません。ノンビリノンビリするしかありません。まあ、梅雨明けをゆっくり待つことにします。

 という訳で、今夜の撮影準備だけをして、一休みで~す。

データ/ケンコースカイメモS・EM1-MarkⅢ・12~40ミリF2.8・ISO1600・f3.5・30秒~40秒・ソフトフィルター使用・2025年6月18日21時10分

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2025年6月12日 (木)

おおぐま座のM101

Bbbm101blog 写真は、おおぐま座の系外銀河M101です。昨年の6月4日に撮影した画像です。今年の春は曇りの日が多くて、北の星空を一度も撮影出来ませんでした。撮影メモを見ると、ちょうど梅雨に入る前のようでした。〈……雲が多くて、撮影時間20分・コマ数9コマ〉というメモ書きでした。昨年も水蒸気が多くて雲だらけ、だったみたいです。この5、6年は星空が極端に見えなくなってしまった感じがします。各地の天文台も、星空が見える日が少なくて、とても大変みたいです。

 このM101銀河は、回転花火銀河と呼ばれているそうです。写真を見ると、確かにそんな感じです。地球からの距離は、2500万光年程だそうで、遥か彼方の光です。満月ほどの大きさですが、とても暗い光なのでISO1600なら、4、5分露光しないと写らないのでは、と思います。撮影データは、ISO3200で120秒になっていました。写真は、渦巻銀河を真上から眺めている感じです。渦巻の腕が4、5本見えていて、回転している様子がよく分かります。なかなかの眺めです。

 おおぐま座周辺には、系外銀河がたくさんあります。近くには、子持ち銀河と呼ばれているM51もあります。M81やM82、その他Mナンバーのついた銀河がたくさんあって、なかなか賑やかなところです。

 薩摩半島は、この5、6日は雨が降り続いています。梅雨に入って一カ月程が経ちますが、まだまだ当分は梅雨空でしょう。毎日、ムシムシ・ジメジメの日々です。今日は梅雨の中休みという雰囲気ですが、不快指数は限界に近い、そんな感じです。レンズにカビが生えるのでは、というのが最大の心配事です。という訳で、お茶で一休みしま~す。

データ/ビクセンSX2・セレストロンC8・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO3200・120秒・2024年6月4日20時50分

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2025年6月 5日 (木)

りょうけん座の球状星団M3

M3blog_20250605125901  薩摩半島は、今梅雨の真っ最中なので、なかなか星空を眺めることが出来ません。昨日と今日は晴れの予報でした。昨夜は月を撮影する予定だったので、機材を外に運んで準備万端だったのですが、結局日没後に曇ってしまいました。よくあることで、仕方ありません。今日も今晴れているのですが、夕方以降はどうなるか分かりません。おまけに、今日はPM2.5がひどいので、山の稜線が霞んでいます。夜はどうなるのかな……っていう感じです。

 写真は、りょうけん座の球状星団M3です。1764年、彼がメシエカタログを作り始めたころに観測した天体です。その当時は、球状星団という呼び名もなかったはずです。彗星ではなく、彗星に似た天体を記録したのが、メシエカタログです。彼は、カタログの3番目に、この星団を入れています。天の川銀河の中のやや遠い所にある、50万個ほどの恒星が集まった姿です。内部がどうなっているのか、いまだによく分からないのだそうです。中心部には、ブラックホールがあるのでは、という話もあります。中心付近が全く見えないので、観測もほとんど進まないということらしいです。

 宇宙の不思議さを象徴するような、とても神秘的で不思議な眺めです。この中の星々に、もしも惑星があったなら、その惑星から眺めた夜空はどんな姿なのか、いつも考えてしまいます。まあ、いろいろな眺めがあって、この宇宙はとても面白い所ですね。人間が如何に小さな存在か、ということも分かります。宇宙から見れば、ごみ粒のような惑星から望遠鏡で星空を眺めているのですから……これまた不思議なことです……ね。

 この夜は、月の出が21時過ぎだったので、最後はドタバタでした。コマ数が少ないので、処理も大変でしたが、トリミングして何とかそれらしくなっているみたいです。

 今夜は晴れるとして、月面撮影の準備だけはしておきます。という訳で、綾鷹茶で一休みしま~す。

データ/ビクセンAP・ビクセンED80sf・専用レデューサー・EOSKissX8i・ISO1600・70秒・2025年4月15日20時50分 

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2025年5月29日 (木)

月面 コペルニクスクレーター

Nblog_20250529130601  写真は、月面のコペルニクスクレーターです。月面は、夜空に雲が少し出ていても、月が何とか確認できれば撮影できます。流れる雲を気にしながらの撮影ですが、屋外でのノンビリした時間です。月面を撮影した未処理のデータがHDのあちこちに残っていました。コペルニクスクレーターの未処理の画像データを見つけて、つい最近画像処理を施しました。2023年5月1日の撮影で、月齢11.3(21時時点)とメモ書きがありました。今までの画像の中では、いちばん拡大出来ているのかな、という感じです。月面の撮影は、季節にあまり関係がないのですが、大気の状態が画像の鮮明さを左右します。

 月面で一番目立つのが、このコペルニクスかな、と思います。やや暗い雨の海の中で、とてもくっきりしていて、朝陽を浴びて輝いています。直径は95㎞ほどあって、迫力満点です。周囲の外輪山の高さはクレーターの底から3700mほどあって、とても立派に見えます。クレーターの中央には、中央丘と呼ばれ高さ1000m以上の山がいくつか見えています。小さな望遠鏡でも、こんな感じに見えるはずです。

 コペルニクスクレーターの北側(左側)には、低い山々が連なるカルパチア山脈が見えています。長さ300㎞以上ありそうで、荒涼とした地形なんでしょう……多分。この周辺は平坦に見えますが、結構複雑な地形が続いているので、探査機も着陸するには、とても大変なんでしょうねえ。まあ、望遠鏡で眺めるだけなら、いろいろな不思議な地形があって、楽しいのですが……。

 薩摩半島は、梅雨に入ってもう二週間程が経ちます。星空を眺めることは、当分できそうにありません。月の満ち欠けも、ほとんど見ていません。これからが梅雨本番なので、今まで撮影した未処理の画像整理に時間を当てます。という訳で、コーヒーブレイクで~す。

データ/ビクセンSX2・C8シュミカセ・ASI183MC・ゲイン130・12ms・2023年5月1日20時30分

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2025年5月22日 (木)

系外銀河 マルカリアンチェーン

Blog_20250522184901  写真は、先週UPしたかみのけ座と その南側にあるおとめ座との境界付近に広がる、系外銀河群です。マルカリアンチェーンと呼ばれていて、まるで鎖のように繋がっていて、偶然にしては珍しい眺めです。15個ほどの銀河が、何かに引っ張られて、弧を描くような形になっています。偶然に同じ方向に見えている銀河もあれば、実際に距離が近くて、お互いに力をおよぼしあっている銀河もあるそうです。地球からの距離は6000万光年程あるそうで、どう考えても、遥か彼方です。

 写真の中に、MナンバーのM84とM86の二つのメシエ天体が入っています。小さな望遠鏡でも見えたのでしょう。左下隅には、楕円銀河M87も見えます。このM87は、地球からの距離が6500万光年程で、中心付近にブラックホールがあるのでは……ということで知られていました。2019年の4月に、国際的な観測チームがブラックホールの撮影に成功し、ブラックホールシャドーと明るいリング状の光の画像を公開しました。人類史上初めての画像でした。

 その3年後の2022年、今度は天の川銀河の中心付近にあるブラックホールの画像も公開されました。驚くべきスゴイ画像でした。仮説ではなく、実際にそこに存在することが示された感じです。天体観測の技術が、飛躍的に進んでいるということの、証明なのでしょう。左の写真を拡大してみると、あちこちに銀河らしい光も見えました。多分20、30個ほどあるのでは、と思います。大口径の望遠鏡だと、さらに多くの系外銀河が見えるのでしょう……多分。

 ところで、このM87楕円銀河をウルトラマンの故郷にしようと決めたのは、ウルトラマンの生みの親である円谷監督だったそうですが、いつの間にか、何かのミスでM78になったのだそうです。M78は、地球からの距離が1500光年程のオリオン座にある銀河というよりも散光星雲ですが、M87よりもM78は、地球にはとても近いので、こちらの方が良かったかも、です。いろいろ夢があっていいですね……。

 という訳で、一休みします、で~す。久し振りに、夜になってBlogを書いています。今夜は、ビールで乾杯です。最近は、DHCのビールではなく、サントリーのPREMIUMモルツです。いつからこうなったかは、忘れました。2時間前に冷蔵庫から出して、常温で温めて(???)います。

データ/ビクセンSX2・ビクセンED70SS・等倍マルチフラットナー使用・ISO3200・50秒・2025年5月2日20時30分頃

 

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2025年5月15日 (木)

かみのけ座

Bbb111blog  5月の中旬の夜8時頃には、春の星座が空高く昇ってきます。春の代表的な星座のしし座やおおぐま座は、子午線を越えて西空に移動しています。ちょうど今頃が、春の星座を眺めるにはいちばん良い時期です。しかし、この時期は梅雨に入る前なので、気持ちの良い星空を眺めることは難しいかも、です。

 写真は、かみのけ座の全景です。古代から有名な星座ですが、トレミーの48星座には入っていないのが不思議です。星座線とα星、β星、γ星を記入していますが、どれも5等級に近いので、肉眼で星座の形を見つけるには、多分無理な感じです。それよりも、かみのけ座の北西あたりにある散開星団を見つけると、かみのけ座の大体の場所が分かります。この散開星団は、メロッテカタログの111として登録されています。このメロッテ111は、5、6等級以下の暗い星ばかりですが、狭い領域に5個、10個と集まると、ぼんやりと雲のように見えてきます。実際には、青白い50個ほどの星の集まりだそうです。地球からの距離が250光年程で、とても近い所にある散開星団です。6倍程度の双眼鏡だと、星団全体を眺めることが出来そうです。

 かみのけ座から南隣りのおとめ座にかけて、系外銀河がたくさんあります。かみのけ座銀河団、おとめ座銀河団と呼ばれている領域です。小さな望遠鏡でも、撮影できる系外銀河はいくつかあります。近い内に撮影したいのですが、天気がイマイチです。それよりも、梅雨が終わり夏空になって、かみのけ座・おとめ座が西空に移動した時に撮るという手もあります。それが、いちばん良い方法かも知れません……。

 薩摩半島は、梅雨入りが近そうで、雲の多い日が続いています。明日から一週間程は、くもりか雨の予報です。昼下がりの今も、ムシムシ……ジメジメになりかけています。という訳で、お~いお茶で、一休みしま~す。

データ/ケンコースカイメモS・EM-1MarkⅢ・12~40ミリF2.8・ISO1600・f3.5・20秒・2025年4月15日21時20分

 

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2025年5月 8日 (木)

しし座の系外銀河トリオ

6566blog  写真は、しし座の系外銀河トリオです。久し振りに撮影しました。この日は、しし座の全景を撮って、それからビクセンのSX2赤道儀を外に出しての撮影でした。晴れた星空が少ないので、とても貴重な時間でした。しし座の後ろ足付近にある系外銀河です。小さな望遠鏡でも撮影できるので、初心者には有難い被写体です。

 写真の右下がM65、左下がM66、画面上がNGC3628です。どの銀河も結構な大きさですが、地球からの距離が3500万光年ほどなので、とても小さく写っています。M65もM66も渦巻銀河のように見えます。NGC3628は、渦巻銀河を真横から見ている感じです。中央を暗黒帯が横切っていて、ハンバーガー銀河とも呼ばれているそうです……なるほどなるほど……。この三つの銀河は、お互いに重力の影響を及ぼしあっているようで、小さな銀河群をつくっているそうです。三つの銀河が上手く収まっていて、なかなかいい感じです。

 しし座には、他にも初心者でも撮れる銀河群がいくつかあります。ししのお腹の下あたりですが、M96銀河群と呼ばれている銀河群もそのひとつです。去年撮影しましたが、今年は撮影の機会がなさそうです。

 ところで、この日は風がやや強く、少しだけ苦労しました。4、5メートルの風が吹いていた感じです。薩摩半島は、この冬から風の強い日が続いています。その理由は分かりませんが、まあ長焦点の望遠鏡ではなかったので、少しは救われています。

 5月に入って、晴れ間が長くは続きません。今夜から天気は下り坂で、明日からは雨の予報です。5月の後半から、梅雨のような雲の多い季節になります。梅雨が近づいているのが、何となく分かります。撮影の機会が減ってしまうので、それだけが心配です。

 という訳で、綾鷹茶で休憩します、で~す。

データ/ビクセンSX2・ビクセンED80sf・笠井マルチフラットナー使用・EOSKissX8i・ISO1600・60秒・20コマ・2025年4月15日20時50分

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2025年5月 1日 (木)

しし座の周辺

Blog_20250501131501  今日は、朝から曇りで、昼前から雨になりました。遠くで雷が鳴っているようです。結構激しい雨になりそうで、少々ジメジメの一日になりそうです。明日から、PM2.5と黄砂がやって来るので、晴れても大気の状態はあまりよくない感じです。さわやかな青空は、なかなか望めません……多分。

 写真は、先々週撮影した、しし座の周辺です。しし座は、トレミーの48星座のひとつです。この夜は、流れる雲を気にしながらの撮影でした。その後、しし座の系外銀河も撮影したのですが、コマ数が少なくて、使えるかどうか分かりません。写真には、しし座の全景とかみのけ座、そしておとめ座の一部が写っています。一等星はしし座のα星レグルスだけで、β星デネボラとγ星アルギエバは、二等星です。デネボラとアルギエバは二重星で、すぐ近くに小さな星がくっついて見えています。望遠鏡で覗くと、色の違いが美しく、なかなかの眺めです。

 しし座の東には、小さな星座のかみのけ座が見えています。暗い星ばかりで、星座の形は分かりません。それでも、星座の西部分にある星の集団が何となく見える感じもします。これは散開星団で、メロッテ111というカタログ番号がついています。双眼鏡で眺めると、30個ほどの青白い星が見えるのでは、と思います。それは、神秘的な輝きで、とても美しい眺めです。しし座の南東側には、おとめ座の半分ほどが写っています。おとめ座のα星スピカは、まだ見えていません。この星座も暗い星が多いので、星座の形はよく分からない感じです。

 この周辺は、天の川銀河から遠く離れているので、遥か遠くの系外銀河がたくさん見える領域です。おとめ座銀河団やかみのけ座銀河団と呼ばれていて、魅力的な星空です。晴れた夜には、小口径の望遠鏡ですが、系外銀河を撮影してみます。

 今、昼下がりの午後3時ですが、夕方のような暗さになっています。という訳で、おーいお茶で、一休みで~す。

データ/ケンコースカイメモS・EM1-MarkⅢ・12~40ミリF2.8・ISO1600・f4・25秒・ソフトフィルター使用・2025年4月15日20時10分

 

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2025年4月24日 (木)

月面 アペニン山脈

Blog_20250424132301  月面の撮影は、季節にあまり左右されないので、結構楽です。ただし、月が地球の周りを回っているので、一日ずれると、景観は変わっていきます。月は、地球から見て一日およそ12度程移動するので、月を照らす太陽光線もその割合で変化します。月は、星々の海を西から東へ移動しているので、何時間も眺めていると、月の後ろに見えていた星が月に隠されていくのが分かります。それは、宇宙が生きている、と感じる一瞬です。

 月面撮影は、月の夜明け過ぎの頃、あるいは日没前の頃がいちばん見ごたえがあります。クレーターも山脈も山の影が黒く沈んで、立体的に見えるからです。影の形や長さもいろいろで、見飽きない眺めです。地表が見えるのは月だけで、大気がないので地形がとてもくっきりと見えます。月があってよかった……と月を眺める度に感じます。

 写真は、月齢8.1の月面です。中央がアペニン山脈と呼ばれている、全長600㎞ほどの山脈です。雨の海の南東側にあって、月面でもいちばん目立つ山脈のようです。イタリアを縦断するアペニン山脈から名前が付けられました。イタリアのそれは高い所で3000mほどですが、月面のそれは高さ5000m以上の山々が連なっています。アペニン山脈の西側の海の中には、たくさんの谷が走っていて、とても複雑な地形が続いています。雨の海には、アリスティルスやアルキメデスなどの大きなクレーターがあって、素晴らしい眺めです。写真には写っていませんが、北側にはコーカサス山脈やアルプス山脈が続いています。晴れの海から雨の海まで、特徴ある山脈やクレーターがあり、月面でも、いちばん変化のある地域です。撮影には最適な場所のようで、個人的には撮影頻度がいちばんの地域になっています。

 来週、新月を迎えた後、月の撮影時期がきます。機会があれば、いろいろな場所を撮影する予定です。いつものことながら、天気だけが気になります。という訳で、綾鷹茶で、一休みします、で~す。

データ/ビクセンSX2・C8シュミカセ・ASI183MC・ゲイン80・17ms・2022年12月31日20時頃

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2025年4月17日 (木)

かに座の全景

Blog_20250417131501  今日の午前中、久し振りにサイクリングに行きました。自宅から吹上浜海浜公園まで、往復8㎞ほどの道のりです。15年以上前に買ったShimanoのマウンテンバイクですが、潤滑油が足りないのか、ペダルの重いこと重いこと……。おまけに南風が吹いて、大変でした。でも、公園の林の中を走って、夏の緑を満喫できました。今の時期は、薩摩半島では春ゼミが鳴く季節です。林の中、あちこちからジージーと鳴き声が聞こえてきます。メジロやウグイスの鳴き声も、なかなか賑やかでした。

 写真は、かに座の全景です。横向きですが、かにの姿らしく見えます。中央の四角形がかにの甲羅です。その甲羅の中に、前回UPした散開星団M44プレセペ星団があります。甲羅の上の卵というのが、いちばん似合う感じがします。かに座は暗い星ばかりで、目立つのは、散開星団プレセペだけのような気がします。写真の左下にα星がありますが、そのすぐ近くにもM67という散開星団があります。こちらはとても小さく暗いので、望遠鏡で直焦点撮影するしかありません。

 かに座から東側には、しし座、かみのけ座、おとめ座があります。この周辺は、天の川銀河から離れているので、遥か遠くの系外銀河がたくさん見えます。5月になると、夜の9時ごろ春の星座が天高く昇るので、その頃系外銀河を撮影する予定です。

 星空を眺めていると、季節の移り変わりがよく分かります。夜半過ぎには、夏の天の川が昇ってきます。季節の巡り方が、最近何故か速く感じます。

 そんな訳で、インスタントコーヒーで、小休止で~す。

データ/ケンコースカイメモS・EM1-MarkⅢ・12~40ミリF2.8・ISO1600・40ミリ・f3.5・40秒・ソフトフィルター使用・2025年3月22日20時20分

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